高松商の浅野翔吾選手が夏の甲子園大会で1試合2本塁打を放ち、視察をしている12球団約60人のスカウトからも評価の声が挙がっている。
2本塁打
5回2アウトの打席では、逆方向のライトへ打ち上げると、打球はスタンドに到達した。また7回にはライナーでレフトスタンドに飛び込むホームラン、1試合2本塁打で目標としていた清原氏の65号本塁打を超えて66本塁打となった。「右中間へのホームランは感触が良くなかったが、そのまま入ってくれた。2本目は完璧に捉えられた。」と話し、清原選手を超えたことに、「活躍した選手だったので、記録を抜けてうれしい」と話した。
この浅野選手の2本塁打に、スカウト陣も最も高い評価をしている。
阪神・渡辺スカウト:「期待以上。持ち味を出してくれたと思う。右で浜風の中、あれだけ打てるのは彼の持ち味。」
巨人・水野スカウト部長:「高校に入ってからずっと注目していた。期待通りの打撃。逆風であそこに打ったのを見るのは清原以来。体つきも非常にいい。プロに入ってどこまでやるのか見てみたい選手。」
中日・松永スカウト部長:「能力があるのは分かっていたが甲子園という舞台で、逆風の中で右中間深くまで持っていた力を発揮できるのは素晴らしい。うちの平田のようなタイプ。結果も出ているが足も肩も三拍子そろっている。高校生の野手ではトップクラス」
中日・野本スカウト:「1年時絡みているが、いままでで一番いい形で打てていた」
横浜DeNA・河原スカウティングディレクター:「変化球を打つのがうまい。体のサイズが“どうかな?”と思う人もいたかもだけど、今日の活躍でもう関係ない。プロで活躍している姿をイメージすることができた。」
福岡ソフトバンク・永井編成部長:「プロが求めるのはまたみたいという選手。大会ナンバーワン打者でしょう」
千葉ロッテ・榎スカウト部長:なかなかあの方向にホームランを出せる高校生はいない。体は小さいがパワーがある。」
東京ヤクルト・小川GM:「あれだけのものを見せられたら何も言えないですね。様々な要素があると思うがドラフト上位候補と思う」
東京ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク:「みんなが期待しているところで打つスター性がある。ドラフト1位でないと獲得できない選手」
埼玉西武・渡辺GM:「度肝を抜かれた。香川大会決勝のときも見ていて、打ち直してホームラン。プロでもできない。持ってるね。右打者で逆方向にというのは最近見ていなかった。パワーもあるしテクニックもある。高校生ではトップクラスになっているでしょう」
東北楽天・後関スカウト部長:「どんなたまにも対応できる。小さいけどパンチ力がある」
長打力だけでなく50m5秒台の足や強肩もある浅野選手、ドラフト会議では大学生外野手も注目される中で、その上の評価で指名される可能性もありそうだ。




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