北海道日本ハムが10月11日に、鎌ヶ谷の球団施設でスカウト会議を開き、日本体育大の矢澤宏太選手のドラフト1位指名を公表した。
二刀流も三刀流も
スカウト会議を終えた稲葉GMは、「1位は日体大の矢沢選手でいきます。走攻守、投と各部門においてポテンシャルが高い。二刀流も三刀流もできる選手ですから、いろいろな可能性を含めて決めさせていただきました」と、矢澤宏太選手の1位指名を公表した。
「ナンバーワン、オンリーワンである選手を獲得したい」と話し、球団の方針であるその年のNO.1の選手として、矢澤選手を選択した。元々は公表しない予定だったというが、大渕スカウト部長は「具体的には言えませんが、ここからの波及効果があるので」と、公表に踏み切った。
矢澤選手は50m5秒台の足と、高校通算32本塁打、大学でもライト方向に鋭い打球でフェンスオーバーの打球を飛ばし、投げても左腕から152キロの速球と消えるスライダーを投げる。体は大きくなく体力面で課題もあるが、稲葉GMは「盗塁もできるし、守りもできる。全て、評価は高い」とすべての面を高く評価、大渕氏も「本人に確認し、投げて打って走りたいという強い希望があった。われわれとしてもそれを聞いてさらに魅力を感じました」と本人の意思も確認し、今後も二刀流、三刀流でプレーをさせていく方針。
新庄監督も矢澤選手の1位指名を伝えると、「分かりました。よろしくお願いします」と話した。稲葉GMは「ボスが想定外のことを考えてくれるかもしれない。そこは本人の意思とボスのアイデア」と育成や起用法については新庄監督に任せるとした。
公表したことで他球団が指名重複を恐れる事を期待しているが、もし重複となった場合には新庄監督がくじを引く。



球団のドラフト戦略は「その年のNo・1選手を指名する」こと。対応した稲葉篤紀GMは「1位は日体大の矢沢選手。走攻守投と各部門でポテンシャルが高い。球団の方針であるNo・1、オンリー1である選手をぜひ獲得したい。二刀流も三刀流もできる」と絶賛した。






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