専修大でドラフト上位候補に名前の挙がる菊地吏玖投手が、東農大との試合で先発し、7回6安打無失点の好投を見せて勝利した。ドラフト会議に向けて日体大の矢澤宏太投手にライバル心を見せた。
北海道出身
菊地吏玖投手はこの日、東農大打線を相手に7回を無失点に抑えたが、奪った三振は1つのみで、スライダー、カーブ、フォークなど多彩な変化球で相手を翻弄し、11個のアウトをフライで奪った。「1、2番打者には打たれても、他を打たせなければと思っていた。三振はとれなかったけど早打ちしてくれ、点をとられずに投げられた。」と話した。
ドラフト会議が1週間後に迫ってきたが、菊地選手には12球団から調査書が届いており、上位候補に名前が挙がる。ドラフト会議前の試合はなく「20日に集中できるなと、終わった瞬間にほっとしました」と話した。
北海道出身で地元の北海道日本ハムが日体大の矢澤宏太投手をドラフト1位指名することを公表したことについて、北海道日本ハムは「矢澤くんらしいと聞いていた」と話し、「ドラフトの順位は大事だけど、入ってからが勝負だと思っている。」と話した。そして「自分も当たれば飛びます」と札幌大谷時代に10本塁打を放っており、二刀流の矢澤投手にライバル心を見せた。
ドラフト会議では3位前後での指名と予想する。ドラフト当日の指名に注目が集まる。

前日11日には、大学日本代表でチームメートだった日体大・矢沢宏太投手(4年=藤嶺藤沢)が、日本ハムに1位指名を公言された。菊地吏が高校まで過ごした地元、北海道を拠点とする球団の公表だったが「順位はもちろん大事ですが、NPBに入ってからが勝負。自分はそういう選手だと思っています」と話した。


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