東京ヤクルトは、3日間続けて行っていたスカウト会議のこの日に高津監督が出席し、ドラフト1位指名選手を決定した。高津監督が会見に応じ、東芝の吉村貢司郎投手を指名すると公表した。
方針を変更
高津監督は会議終了直後の囲み取材では「公表しません」と話していたが、約1時間後に再び取材に応じると、「いろいろ話し合った結果、東芝の吉村投手を指名することを公言することを決めました。」と話し、東芝の吉村貢司郎投手を1位指名することを公表した。
突然公表することになった事について、「こちらの誠意を見せる意味も、ご本人に知っていただくためにも公表することにしました」と話したが、すでに8球団が1位指名の公表をし、吉村投手の名前がまだ無かったことで、残りの3球団に回避をさせる為と言えそうだ。
吉村投手は国学院大時代も注目されたが、東芝に進み最速153キロを記録する投手に成長した。大きく足を挙げてバランスを取るフォームで、昨年のドラフト前にドラフト1位クラスのピッチングをみせていたが、昨年はチーム事情もありプロ入りはしなかった。
今年は春の大会から活躍を見せると、都市対抗本戦では初戦の北海道ガス戦で6回1失点で敗れたものの、初回から150キロを連発し、8つの三振を奪う力投を見せていた。
そしてこの秋は、セ・リーグを優勝を決めた東京ヤクルトの主力の調整のための練習試合で登板し、村上投手から135キロのフォークボールで三振を奪うなど、3回3安打7奪三振の投球を見せ、プロでも十分通用するところを証明していた。
高津監督は「試合を作ることができる投手。先発として期待しています。チームのウイークポイントでもあると思う。」と評価する。今年の社会人投手NO.1と評価できる。ドラフト会議では指名が重複するかが注目される。


会議終了直後の会見では、高津監督が、昨年に続き「公表しません」と話していたが、事態が急転。囲み取材終了後から、約1時間後、高津監督が再び対応し、公表した。急きょ、公表することになった理由については「誠意を見せる意味でも、公表した方がいい」と説明した。

6日のヤクルトとの練習試合では3回3安打無失点の好投。国学院大を経て東芝入りし、最速153キロを誇る本格派の右腕だ。高津監督は「試合を作ることができる投手。先発として期待しています。チームのウイークポイントでもあると思う。誠意を見せるためにも公表しました」と話した。競合でくじ引きとなった場合は高津監督が引く予定となっている。


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