仙台育英が神港学園、神戸弘陵と練習試合を行い、神戸弘陵戦に先発した147キロ左腕・仁田陽翔投手が、7回1安打13奪三振無失点の快投を見せた。
5者連続
先発した仁田陽翔投手は、この日は最速146キロを記録、磨いてきたスライダーで狙った三振を奪うことができ、7回を投げて5者連続を含む13三振を奪った。
7回123球を投げて1安打無失点、完全に仕上がっているが「体の切れがいつもより良かったです。相手の打線が変化球に対応できていないと思ったので狙い目だと思いました」と、三振を狙って奪っていたと話した。
6四球と制球の課題はある。「体の切れが良いからこそ、抜け球があって慎重になってしまった。そこで足の上げる高さがちょっと低くなって頭が突っ込むようになってしまった」と反省もする。しかし、須江監督は「これも良さです。野球においてストライクゾーンの中で荒れることが最強だと思っています。球質は抜けている。ホークアイとかトラックマンで測ったら別格ですから」と、制球だけを評価せず、全体的なピッチングを評価している。
この日は東北楽天の愛敬アマスカウトグループマネージャーが視察し、「真っすぐが強いしスライダーも切れる。ポテンシャルが高いので非常に楽しみ。三振が取れる左投手は少ない。カウントが苦しくなっても粘れるようになった。狙って三振が取れるようになってきましたね」と高く評価し、「多彩な球種で三振を取る。そういう投手は結構いるんです。でも真っすぐとスライダーの2球種で三振を取れる投手はなかなかいない。そこはやっぱり魅力的ですよ。これで上の舞台でさらに何かを覚えたらと思っちゃいますね」更に続けた。
進路についても注目される所だが、センバツで圧倒的な投球を見せて、今年の注目左腕投手の一人となってくる可能性が非常にある。

この日、視察した楽天・愛敬尚史アマスカウトグループマネジャーは「真っすぐが強いしスライダーも切れる。ポテンシャルが高いので非常に楽しみ。三振が取れる左投手は少ない。(昨年に比べて)カウントが苦しくなっても粘れるようになった。狙って三振が取れるようになってきましたね」と高評価した。
そして、仁田の投球スタイルに着目。「多彩な球種で三振を取る。そういう投手は結構いるんです。でも真っすぐとスライダーの2球種で三振を取れる投手はなかなかいない。そこはやっぱり魅力的ですよ。これで上の舞台(大学、社会人、プロ)でさらに何かを覚えたら…と思っちゃいますね」と将来性を評価した。

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