夏の高校野球兵庫大会では、滝川二の149キロ右腕・坂井陽翔投手が神戸弘陵戦で先発し、最速148キロを記録した。8球団が視察し北海道日本ハムや阪神などが評価した。
後半
坂井陽翔投手は序盤は速球のキレがよく、4回まで無失点を続ける。5回にピンチを招き1失点したが、1アウト2,3塁の場面で148キロを記録するなど要所でギアを挙げた。
7回に1失点、8回に1失点と後半は苦しい投球となった。監督からは「交代するか?」と聞かれたものの、「まだ行けます」と9回まで一人で投げぬいた。130球で10安打6奪三振4失点で完投した。
「前半はよかったが、後半は力みから球威が落ちた。真っすぐが思い通りにいかなかった」と話す。しかし「体力も握力も落ちなかった。先発した時はいつも最後まで投げるつもりでいます。」と、とにかく完投を目指した。
この日は神戸弘陵の2年生で152キロの速球を投げる村上泰斗投手との対戦とあり、広島、DeNA、北海道日本ハム、阪神など8球団のスカウトが視察に訪れた。
北海道日本ハム・稲葉GM:「球の質がいいですし、変化球もバランスよく投げている。4月のU18日本代表候補合宿で見た時よりいい。先発の柱に成長すると期待できる」
阪神・熊野スカウト:「フォークは今でもプロで通用しそう。素材は才木の高校時代より上」
と評価した。
後半は力に頼る投球となっていたが、しっかりと勝ちきった事はエースとして頼りになるし、精神的な部分の強さにつながる。

夏の高校野球・兵庫大会(2023)の注目選手、ドラフト注目度A
夏の高校野球兵庫大会の注目選手です。ドラフト注目度A。
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滝川二・坂井 今夏初先発完投で8強導く 交代打診も「まだまだ行けます」8球団スカウト前に130球熱投 - スポニチ Sponichi Annex 野球
エースの意地に懸けて、最後までマウンドを守った。滝川二の今秋ドラフト上位候補右腕・坂井陽翔(3年)が今大会初先発。10安打を浴びたが、4失点完投でチームを8強に導いた。
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