春季高校野球兵庫大会では、注目の143キロ右腕・須磨翔風の槙野遥斗投手が先発し、延長11回166球を投げて3失点で完投勝利した。この試合には巨人、北海道日本ハムのスカウトが視察をしている。
166球
準々決勝の神戸学院大付戦で先発した槙野遥斗投手は、序盤はマウンドに苦労し毎回ランナーを出す投球となった。それでも1失点で粘っていたが、6回に内野安打と死球でノーアウト1,2塁とし、2つの暴投で勝ち越し点を与えてしまう。
それでも9回まで2失点と粘りの投球を続けると、9回に味方が2-2の同点に追いついた。延長タイブレークに入ってから10回を槙野投手が無失点に抑え、11回に味方が3点を奪うとその裏を1失点に抑えた。「最初から思った球がいかなかった。途中からだんだんと思った通りになってきて、最後は気持ちです」と話し、延長11回まで166球を投げて7安打8奪三振3失点(自責点1)で完投した。
冬はフォームの改善に取り組み、、「体が開くのを修正した。股関節の柔軟性を意識して、だいぶ真っすぐになった」と話す。ストレートは143キロを記録しているが、フォームのバランスが良く、腕をしっかりと振れる所が特徴で、腕の出どころが見えにくくなれば打ちにくい投手になっていく。
この日は巨人、北海道日本ハムのスカウトが視察をし注目している。兵庫県ではセンバツで活躍した今朝丸裕喜投手に、神戸国際大付の津嘉山憲志郎投手、神戸弘陵の152キロ右腕・村上泰斗投手も成長をみせている。さらに東洋大姫路の145キロ右腕・中島賢也投手もこの日、好投をみせており、プロ注目投手がしのぎを削る。
まずは春、2季連続の決勝進出に向けて明石商と対戦し、良い状態で夏へと向かいたい。
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