侍ジャパンU18代表候補強化合宿は3日間の日程を終えた。プロ注目の二刀流として参加した滝川高の新井瑛太選手は、投手としての力を見せ、視察したスカウトからも投手として評価する声が高まった。
二刀流
新井瑛太選手は180cm82kgの投手だが、投手として本格的に投げ始めたのは1年の秋から、野手としてもスイングの強さや、報徳学園・今朝丸投手からヒットを打つなど打撃技術も高く評価されている。
しかし、投手としても昨年に151キロを記録して話題となると、今回の侍ジャパンU18代表候補強化合宿でも紅白戦で2回を投げ、メンバー最速タイとなる148キロを記録した。
昨秋はまだ制球に苦しむ場面もあったが、この投球では140キロ台のストレートをコントロール良く投げわけ、2回を投げて2安打失点だったものの、2イニング目は三者凡退で抑えるなど力を見せた。「いつもに比べて真っすぐが良かったかなと思います。横振りにならないよう、縦振りを意識して投げました。」と話す。
視察したプロスカウトも、
中日・山本スカウト:「これまで打者として見てきましたが、これからは投手としても見ていきたい」
阪神・筒井スカウト:「素材として良いものを持っているのは変わらない。今の時点で、本人の希望がどっちなのか分からないですけど、投手としての下半身の使い方などシンプル。僕は投手でしたので好きですね」
と投手として評価する声が高まった。新井選手も「高めの真っすぐで空振りを取れたことを自信にして、これからにつげていきたい」と自信を深めた。二刀流として「投手としてはスピードボールを、打者としては三振を少なくコンタクト率をアピールしていきたい。U―18に入りたい気持ちは強いですし、これから春、夏の大会で結果を残せるようにやっていきたい」と話す。
個人的にも左打席からの鋭いスイングは素晴らしいものがあり、打者として見ていたが、合宿で投手として成長した姿を見せ、今後は投手としても注目したい。

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