法大1年・境亮陽選手がリーグ戦初本塁打、1年生最多安打タイの衝撃デビューシーズン

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東京六大学野球春季リーグ戦は26日、神宮球場で明大対法大の3回戦が行われ、明大が3-2で法大に競り勝った。敗れた法大だったが、1年生の境亮陽外野手(大阪桐蔭)がリーグ戦初本塁打を放ち、大学デビューの今季は、全14試合に先発出場して打率.355、10打点、22安打の1年生のシーズン最多安打タイ記録にも並び、鮮烈なデビューシーズンを飾った。

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スーパールーキー、プロ注目左腕から圧巻の先制ソロ

「スーパー1年生」が、神宮の杜に強烈なインパクトを残した。0-0で迎えた三回2死、境亮陽選手は明大のプロ注目左腕・毛利海大投手(4年=福岡大大濠)と対峙すると、1回戦で完封負けを喫した相手エースに対し、「毛利投手にはいつも同じ球で打ち取られていたので、その球を狙いました」と、カウント1-1からのツーシームを完璧に捉えた。打球はグングン伸びてバックスクリーンへ吸い込まれる先制のリーグ戦第1号ソロ本塁打。「狙い通りに打てた」と、会心の一撃に納得の表情を見せた。

試合はその後逆転を許し、1点を追う九回2死一、二塁の最後のチャンスでは見逃し三振に倒れ、最後の打者となった。「まだ実力が足りてない。あそこで打てるかどうかが、1番打者の仕事。打てなかった自分の実力が足りない」と悔しさを滲ませた。

1年生最多22安打タイ!大島監督も期待「まだまだ体ができていない。これから」

境選手は昨年、大阪桐蔭の選手としてセンバツでランニングホームランを記録、抜群の俊足と強い打球のライナーをハードに打ち返す打撃で、ドラフト上位候補として注目されていた。しかし、大学進学を決め、プロ志望届を提出せずに法政大に進学をしている。

今季、開幕戦から2番でスタメン出場し4安打デビューを飾った境選手。その後1番も務めるなど、全14試合に出場し、62打数22安打、打率.355、1本塁打、10打点と堂々たる成績を残した。シーズン22安打は、1992年春に早稲田大学の大森篤氏が記録した1年生のシーズン最多安打に並ぶ快挙となった。(1年生でのシーズン3割以上はリーグ史上54人目、春季リーグでは23人目、法大では3人目)

試合後、境選手は「自分としてはうまくいった部分も多かったので、続けていきたい。チャンスで打てなかったこともあったので、秋に向けてやり直したい」と春のシーズンを振り返り、「1年生というのは関係なく、チームを引っ張れるように」と、秋へのさらなる飛躍を誓った。

法政大学の大島公一監督は、ルーキーの活躍に「すごい打球だったね」と初本塁打を称賛しつつ、「まだまだ体ができていないと思う。成長の過程。フィジカル的なところが大事かなと思う」と、今後のさらなるレベルアップへ期待を込めた。

このままケガが無く4年間出場できれば、高山俊選手の持つ東京六大学通算131安打の更新に手が届く可能性がある。高山選手は1年春に記録した20安打を上回った。そしてこの日の本塁打を見ると、リーグ通算8本塁打を放っている高山選手のように、長打も見せる選手になっていくかもしれない。いずれにしても2028年のドラフト会議には、超目玉として注目される選手になっていくのはもう間違いなさそうだ。

境亮陽選手 プロフィール

  • 氏名:境 亮陽(さかい りょうや)
  • 所属:法政大学(1年)
  • 出身高校:大阪桐蔭高校
  • ポジション:外野手
  • 投打:180cm75kg
  • 主な特徴や実績:2025年東京六大学野球春季リーグ戦でリーグ戦初本塁打を記録。全14試合に先発出場し、打率.355、1本塁打、10打点。シーズン22安打は1年生のリーグ最多安打タイ記録。大阪桐蔭高校時代はリードオフマンとして活躍し、センバツでランニング本塁打を記録。
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法大は9日間で7試合を戦うハードな日程を経て、14試合を6勝7敗1分けの勝ち点2で今季を終えた。
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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