金足農の練習中に、吉田輝星投手がサプライズ訪問、エース・大輝投手「輝星に勇気を」

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全国高校野球選手権の甲子園大会の開幕を前に、金足農ナインが京都市内での練習中に、2018年の「金農旋風」の立役者であるOBの吉田輝星投手(24=オリックス)がサプライズ訪問をした。弟でエースの吉田大輝投手(3年)は、「うれしかった」と話し、兄超えの甲子園優勝への決意を新たにした。

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兄・輝星からのサプライズ「勝ってほしい」

「来られないと言っていたのでうれしかった」。練習中、突然現れた兄の姿に吉田大輝投手は驚きと喜びを隠せなかった。3月に右肘の手術を受け、リハビリに励む吉田輝星投手は、秋田大会を全試合映像でチェックしていたという。「頑張れの一言。弟も頑張っているので勝ってほしい」とエールを送ると、「高校野球のひたむきさというのは忘れがちなところ。こういう気持ちを忘れないように」と、自らも初心に返っている様子だった。

この日、大輝投手はブルペンで約30球ほどを投げ、「自分は小さい頃から兄に憧れてきた。輝星に刺激を与えられるような投球をしたい」と話した。

初戦は好投手対決、沖縄尚学の150キロ左腕・末吉と激突

兄超えへの道は、決して平坦ではない。初戦の相手は、今春のセンバツで優勝した横浜を苦しめた沖縄尚学に決まった。エースは2年生ながら最速150キロを誇る左腕・末吉良丞投手。プロ注目の剛腕同士の対決に、大輝投手は「投手戦になる。楽しみ。自分より優れているので、チャレンジャーとして。年下には負けられない」と闘志を燃やす。

チームも、マウンドより3mほど前にマシンを設置しての打撃練習など、左腕対策を徹底。中泉一豊監督は、「いろいろやろうとしても迷うので、ひとつに絞るのを徹底して、迷わず」と話し、末吉投手にターゲットをしぼりこみ対策を重ねる。

練習場の誓いは「リベンジ」、昨夏の雪辱へ

昨夏、2年生エースとして聖地のマウンドに立ったが、初戦で7回5失点と打ち込まれ敗退。「自分はまだ甲子園にふさわしくない投手」と涙を見せた大輝投手、今年はまず甲子園の1勝を手にしたい。沖縄尚学は優勝候補とも見られる経験と力を持ったチームだが、兄と同じようにマウンドに立ちはだかり、相手を無失点に抑えていく投球は、沖縄尚学打線もかなり苦しむはずで、1点が勝負を分ける投手戦になるのではないかと思う。

勝敗を占うのは難しい試合となりそうだが、一つ言えることは勝ったほうが勢いづく事は間違いない。

吉田大輝投手 プロフィール

  • 氏名:吉田 大輝(よしだ たいき)
  • 生年月日:2007年4月23日
  • 出身地:秋田県潟上市
  • 経歴:天王ヴィクトリーズ(小1) – 天王中学校(軟式野球部) – 金足農業高校(3年)
  • 投打:右投右打
  • 身長・体重:179cm・85kg
  • ポジション:投手
  • 主な特徴や実績:オリックス・吉田輝星投手を兄に持つ最速146キロ右腕。2025年夏の秋田大会決勝で延長10回を1失点完投し、金足農業を同校初の2年連続夏の甲子園出場に導く。昨夏もエースとして甲子園に出場。将来の夢は「プロで兄と一緒にプレーすること」。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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