愛知学院大の146キロ左腕・河野優作投手が「プロ一本」宣言、中日2軍相手に手応え

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愛知学院大の146キロ左腕・河野優作投手が20日、プロ志望届を提出する意向を明らかにした。ナゴヤ球場で行われた中日2軍との交流試合に登板後、「プロ志望届を出します。プロ1本です」と力強く語った。

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プロ相手に真っ向勝負「通用すると思えた」

この日、愛知大学選抜として8回からマウンドに上がった河野優作投手は、中日2軍のプロの打者を相手に、あえて「真っすぐとスライダーのみ」で勝負を挑んだ。1イニングを投げ2安打1失点という結果だったが、得意のスライダーで三振を奪うなど、そのポテンシャルを見せ、「プロ相手にも通用すると思えた」と、確かな手応えを口にした。

今春の愛知大学リーグではエースとして3勝を挙げ、チームを2位に導くなど、その実力は折り紙付き。創志学園高校(岡山)から愛知学院大学へ進学し、1年春には現在の中京大学で同じくドラフト候補の高木快大投手と共に新人王を受賞。昨年の12月には侍ジャパン大学代表候補強化合宿にも参加するなど、大学屈指のサウスポーとしてその実力が評価されている。

母への恩返しを胸に、勝負の秋へ

母親に育てられた河野投手にとって、プロ入りは母・淑子さんへの恩返しという気持ちが強い。その強い思いを胸に、大学最後のシーズンとなる秋季リーグへ向かう。「気負いすぎないように。学生生活最後の野球なので、楽しんでやりたい。それができたら結果は付いてくると思います。プレッシャーを自分自身にかけないようにしたい」と、自然体で臨むことを誓った。

大学生左腕投手では、侍ジャパン大学代表でも活躍を見せた明治大の毛利海大投手と、同じく代表の亜細亜大・山城京平投手がドラフト上位指名の可能性がある。そして代表候補だった仙台大の152キロ左腕・渡辺一生投手、中央大の岩城颯空投手、そして花園大の小林純大投手も指名に向けて注目されているが、全体的にはまだ数は少なく、プロのスカウトも貴重な左腕投手の候補をさらに求めている印象だ。

秋に注目されそうな選手としては、明治大で186cm85kgの体から152キロの速球を投げる久野悠斗投手が故障から復帰するか、フォームの特徴を活かす青山学院大のヴァデルナフェルガス投手、制球力を活かす國學院大の當山渚投手と昨年代表を経験した近大の野口練投手などが、どのような投球をして評価されるか、そして河野投手もその候補となる。

河野優作投手 プロフィール

  • 氏名:河野 優作(こうの ゆうさく)
  • 所属:愛知学院大学
  • 出身高校:創志学園高校(岡山)
  • 出身地:大阪市
  • 投打:左投左打
  • 身長・体重:177cm・87kg
  • ポジション:投手
  • 主な特徴や実績:大学日本代表候補にも選ばれたプロ注目左腕。2025年8月20日の中日2軍との交流試合後にプロ志望を表明。愛知大学リーグでは1年春に新人王を獲得。
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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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