来年ドラフト上位候補・聖隷クリストファーの高部陸投手が日大三島を12奪三振完封、甲子園帰りの新チーム初戦を飾る

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高校野球秋季静岡県大会は2回戦が行われ、今夏の甲子園出場校・聖隷クリストファーが登場。最速147キロを誇るエース左腕の高部陸投手(2年)が日大三島を相手に6安打12奪三振の圧巻の投球で完封勝利を飾り、新チームの公式戦初戦を白星で飾った。

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エースの貫禄、圧巻の12奪三振完封

甲子園のマウンドを経験したエースが、新チーム初戦で格の違いを見せつけた。高部陸投手は初回に連打でピンチを招くも、後続を2者連続の空振り三振に斬って取る圧巻の立ち上がり。3回には三者連続三振を奪うなど、7回まで毎回三振を記録。終わってみれば二塁を踏ませない見事な投球で、強豪・日大三島打線を完全に封じ込めた。

この日の最速は144キロを計測し、コンスタントに140キロ台をマーク。「前半は力んでしまい、自分の思うように球が行かなかったところを修正できた」と、試合の中で修正できる対応力の高さも見せた。

捕手交代の緊急事態も冷静に対応

7回にはアクシデントが発生した。正捕手の筧優亨選手(2年)が熱中症で両足を攣り、急遽、浅川帆捕手(2年)とバッテリーを組むことになった。公式戦で組むのは初めてだったが、「不安はあったのですが、キャッチャーが思いきって投げてこいといってきたので、投げるだけでした」と、冷静に対応。この回も2死一、二塁のピンチを招いたが、最後は三振で切り抜けた。

9回には相手打線が直球狙いと見るや、カーブ主体の配球に切り替えるクレバーさも披露。上村敏正監督が「きょうは一番、高部が落ち着いていた」と絶賛する通り、精神的な支柱としてもチームを牽引した。

甲子園の経験を糧に、チームを牽引

夏の静岡大会、そして甲子園に続いて、この日の堂々たるマウンドさばきを見せた。夏の甲子園以降は走り込みでスタミナも強化し、来春のセンバツ出場に向けて調整を行っていた。試合後は「まだまだ自分たちの力がないと思っているので、次までに練習を重ねて力を出せるようにしたい」と、エースとしてチーム全体の成長を見据えた。

この夏の投球で、静岡の強豪チームや2年生の選手からは「打倒・高部」の声が必ず聞かれるくらいになっている。その中でもこの日は強豪・日大三島を圧倒的なピッチングで完封し、それを超えてくる。来年はこのまま行ってプロ志望をすれば、ドラフト上位指名入ってくると見られる。沖縄尚学の末吉良丞投手と共に高校生左腕に注目し続けたい。

高部 陸 プロフィール

  • 氏名:高部 陸(たかべ りく)
  • 所属:聖隷クリストファー高校 2年
  • ポジション:投手
  • 投打:左投
  • 主な特徴や実績:2026年ドラフト候補。最速147キロの本格派左腕。2025年夏の甲子園で初出場初勝利を経験。新チーム始動戦となった秋季県大会・日大三島戦で12奪三振の完封勝利を挙げた。
2026年度-高校生のドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します
【高校野球】聖隷クリストファー・高部陸が日大三島を完封 圧巻の12奪三振で3回戦進出 - スポーツ報知
今夏の甲子園出場校の聖隷クリストファーが、新チーム初の公式戦で日大三島を下し、3回戦進出を決めた。最速147キロを誇るエース左腕の高部陸(2年)が、被安打6、12奪三振の完封劇を披露した。
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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