昨年のイースタン・リーグで打率.323を記録して首位打者となったものの、ドラフト会議では指名漏れとなっていたオイシックス新潟アルビレックスBCの知念大成選手が、今年は9本塁打と長打力でドラフト会議での指名に向けてアピールをしている。
イースタン首位打者も指名漏れ
昨年、イースタン・リーグに参入したオイシックス新潟アルビレックスBCで、打率.323を記録しいきなり首位打者を獲得した知念大成選手だったが、それでもドラフト会議では指名がなかった。
今年は昨念4本塁打と少なかったホームランを増やすため、長打力を伸ばすことに取り組んだ。88cmの長尺バット挑戦するなど試行錯誤をし、今年はここまで9本塁打を放っており、4番を打っている。本塁打では北海道日本ハムの有薗直輝選手(2021年ドラフト2位)が17本塁打と圧倒的で、9本塁打は、横浜DeNAの井上絢登選手(2023年ドラフト6位)並びリーグ2位となっている。また、打率も.291で現時点で3位、122安打と63打点はリーグトップとなっている。
それでも「今季は長打力を求めている中、ホームランも2桁に乗っていない。チームとしても勝てていないのは悔しいです」と話し、現在イースタン・リーグで7球団中6位となっているチームについても悔しさを見せる。
母校も優勝で勢い借りて
リーグ戦は残り9試合となった。10月23日ドラフト会議に向けて、「去年よりも強い打球は増えている。まずは2桁に乗せたい」と話し、「最後までチーム一丸で戦いたい」と勝利を目指して戦う。
西武や千葉ロッテでトレーニングコーチを務め、今季から新潟アルビレックスのトレーニングアドバイザーを務める大迫幸一氏も「可能性はある。身体能力も高く、人間性もいい」と評価する。球界に幅広いネットワークのある大迫氏も、NPB入りに背中を押す。
知念選手は沖縄尚学出身で、チームはこの夏の甲子園で全国制覇を成し遂げた。後輩の活躍にも刺激を受け、そしてその勢いを借りて夢のNPBでのプレーを目指す。高校から沖縄電力に進み、昨年に新潟アルビレックスに移籍して2年目の25歳、評価でマイナスとなる部分としては年齢くらいなもので、ドラフト会議では笑顔を見たい。
オイシ知念2桁本塁打で勝利つみあげる!! ー スポニチ新潟紙面
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