大学屈指の俊足外野手でリーグ通算100安打の愛院大・杉山諒選手が、優勝に向けて「監督を胴上げしたい」

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愛知大学秋季リーグでは、愛知学院大学が東海学園大学に逆転勝利した。侍ジャパン大学代表にも選ばれた俊足で、不動の1番打者の杉山諒外野手(4年=愛産大三河)が、逆転劇の口火を切るヒットを放ち、チームを勝利に導いた。リーグ通算100安打を達成しており、俊足のヒットメーカーは、ドラフトよりもチームの優勝を優先し、「監督を胴上げしたい」と熱い思いを語った。

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流れを変えた逆転の口火

リードオフマンの一振りが、チームに勝利を呼び込んだ。先制を許した直後の6回、先頭打者として打席に立った杉山諒選手。「先制されて流れが悪かったので、四球でも何でも塁に出ようと思った」と、甘く入った変化球をセンター前に運び、反撃の狼煙を上げた。この一打をきっかけに打線が繋がり、この回一挙6得点。見事な逆転劇を演出した。

益田明典監督も「1、2番が出ればいつも点が入る」と、不動の1番打者へ絶大な信頼を寄せた。

50m5秒7、通算101安打のヒットメーカー

50m5秒7の俊足で、今夏は侍ジャパン大学代表として日米大学野球を戦った。そして9月29日の中部大学戦でリーグ通算100安打を達成すると、この日の安打は通算101本目となった。

プロ志望届も提出済みで、ドラフトへ向けてアピールを続けているが、プロからの注目が高まる中でも、杉山選手の心はぶれない。「今はドラフトというより、リーグ戦のことで頭がいっぱい」と話す。

愛知学院大の直近のリーグ優勝は2015年春まで遡る。1年生から試合に出続けてきた主軸として、「1年から試合に出させてもらっているので、1回くらい監督を胴上げしたい」と、自身のドラフトよりもチームの9年ぶりの優勝を熱望。目の前の一戦に全てを懸ける。

強打の選手が注目されることは多いが、俊足タイプの貴重な外野手で、チームの補強ポイントに合致する球団が、ドラフト会議では4位くらいで指名を検討しているのではないかと見られる。

杉山 諒 プロフィール

  • 氏名:杉山 諒(すぎやま りょう)
  • 所属:愛知学院大学 4年
  • 出身:愛産大三河高校
  • ポジション:外野手
  • 主な特徴や実績:2025年ドラフト候補。50メートル5.7秒の俊足を誇る不動の1番打者。リーグ通算101安打。日米大学野球日本代表。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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