第98回選抜高校野球大会の出場校選考委員会が開かれ、大阪桐蔭高校(大阪)が2年ぶり16度目の出場を決めた。昨年は春夏ともに甲子園を逃し、98年ぶりに大阪勢不在のセンバツとなる屈辱も味わった絶対王者。復権を期すチームのエース候補、最速153キロ右腕・吉岡貫介投手(2年)は、史上2校目となる「甲子園優勝10回」と、甲子園史上最速更新となる「156キロ」という2つのビッグタイトルをターゲットに定めた。
合言葉は「10回目の優勝」、西谷監督「ここからが勝負」
名門復活へ、指揮官の言葉も熱を帯びる。西谷浩一監督は「スタートラインに立てたので、ここからが勝負(スポーツ報知)。」と気を引き締め、「あえて10回目ということをみんなに意識させた方がいいんじゃないか(スポーツ報知)。」と、選手たちにハッパをかけた。
大阪桐蔭はこれまで春4回、夏5回の計9回、全国制覇を成し遂げている。今回優勝すれば、中京大中京(愛知)の11回に次ぐ史上2校目の「甲子園通算10回優勝」という金字塔となる。2年分の悔しさを晴らすため、全部員で結束して頂点を目指す。
吉岡の野望「156キロ出したい」、標的は横浜・織田
自身初の聖地に挑む吉岡貫介投手には、明確な個人目標がある。「もちろん156キロは出したい(スポーツ報知)」。狙うのは、昨夏に健大高崎・石垣元気投手(現ロッテ)が記録した甲子園最速(球場表示)の155キロ超えだ。この冬はフォーム改造にも着手し、体重も5キロ増の70キロ台へ。「(意識するのは)織田君です。自分と同じ速球派で、チームを勝利に導ける投手だと思ってるので(スポーツ報知)。」と、同じくドラフト1位候補に挙がる横浜高校・織田翔希投手を名指しでライバル視した。
昨夏、同学年のライバルたちが甲子園で活躍する姿を寮で見て「悔しかった。自分もやってやるぞ(スポーツ報知)。」と歯ぎしりした右腕が、満を持して聖地のマウンドに立つ。
DH制導入も「プラス」、投手陣の打撃にも期待
今大会から導入されるDH制について、西谷監督は「いろんなバリエーションが増えるのでプラスに考えております(スポーツ報知)。」と歓迎する。吉岡投手や、192センチ左腕の川本晴大投手(1年)は打撃能力も高く、「そのまま使うことも選択肢としてはある」と、投手が打席に立つ可能性も示唆した。戦略の幅が広がった大阪桐蔭が、盤石の野球で王座奪還を狙う。
吉岡貫介 プロフィール
- 氏名: 吉岡 貫介(よしおか・かんすけ)
- 所属: 大阪桐蔭高校(2年)
- 出身: 大阪府大東市
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 175cm、77kg
- 主な特徴や実績: 最速153キロの直球と、NPB平均を上回る回転数が武器の本格派。昨夏は大阪大会準優勝。今秋ドラフト1位候補。











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