社会人野球のヤマハ(浜松市)が静岡市の草薙球場でプロ野球ファーム・リーグのくふうハヤテベンチャーズ静岡と今季初の対外試合を行い、12-0で快勝した。先発したのは、3月のWBCにブラジル代表として出場する最速151キロ左腕・沢山優介投手(22=掛川西高出)。代表合流前最後となる登板で5回を4安打無四球無失点、6奪三振と好投し、万全の仕上がりで世界への旅立ちを飾った。
変化球に手応え、プロ相手に「63球」の快投
マウンドに上がった沢山優介投手投手は、「変化球の精度とキレ」をテーマに堂々たる投球を見せた。この日の最速は149キロを計測。奪った6つの三振のうち3つを変化球で取るなど課題をクリアし、「去年に比べたらどの変化球もしっかりゾーンに投げきれた。状態は85%ぐらい(日刊スポーツ)。」と充実の表情で汗を拭った。
NPBファームのハヤテを相手に5回4安打6奪三振で無四球無失点、わずか63球でまとめ、無四球という安定感も披露。昨秋の日本選手権優勝チームのエース格として、恥じない投球内容だった。
入社5年目も22歳、ドラフト指名へ
沢山投手は掛川西高校からヤマハに入り、今年で5年目となる。高校時に187cmの長身から140キロ中盤の速球を投げ、プロからも注目されると、ヤマハでも高卒3年目のドラフト指名解禁年から注目され、2024年はプロ10球団から調査書が届いた。また、昨年も5球団から調査書が届いたもののドラフト会議で指名をされなかった。
昨年、大学4年生でドラフト1位指名された選手たちが同学年だった。在籍5年目だがまだ大学卒1年目と同じで、まだまだ勝負の年が続く。大型左腕の素材として注目をされてきたが、「大舞台で結果を出さなければいけない。WBCだからとか、海外だからとか、言い訳はせずにいきたい(日刊スポーツ)。」と話し、チームの柱としての活躍が求めらていることを十分に理解している。
試合後に壮行会、「ヤマハへの感謝」を胸に
ブラジル代表としてWBCに出場する。ヤマハに進んでから毎年のようにブラジル代表に招集されており、前回のWBCも出場をしている。
試合後にはチームメートによるサプライズ壮行会が開かれた。沢山投手は「1カ月間チームを離れることを許可してくれたヤマハへの感謝の気持ちと、国を背負って戦う責任を持って、ブラジルに貢献していきたい(日刊スポーツ)。」と決意を表明。16日に離日し、ブラジル国内での合宿を経て、決戦の地・米国へ向かう。
WBCでは初戦でアメリカ代表と対戦する。アーロン・ジャッジ選手ら超一流メジャーリーガーを相手に素晴らしい投球ができれば、日本のみならずMLBも注目する投手となるだろう。
沢山優介 プロフィール
- 氏名: 沢山 優介(さわやま・ゆうすけ)
- 所属: ヤマハ(22歳)
- 出身: 静岡県(掛川西高校卒)
- ポジション: 投手
- 投打: 左投左打
- 身長・体重: 187cm、88kg
- 主な特徴や実績: 日系ブラジル人の父を持つ大型左腕。最速151キロ。WBCブラジル代表として予選突破に貢献し、初の本戦出場を果たす。









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