阪神・藤浪晋太郎投手が10勝目、東京ヤクルト・小川泰弘投手は5失点で13勝目逃す

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 セリーグの新人王争いが混沌としてきた。

 阪神のドラフト1位ルーキー・藤浪晋太郎投手が広島戦で先発し過酷な状況の中で10勝目を挙げた。初回に足に打球を受け、3回には雨のため19分間の中断、5回にはイタチが乱入した。それでもランナーを背負った場面で小飛球となったバントの打球を、わざとワンバウンドにして捕球し併殺に打ち取り、5回のイタチ後は3連打で1アウト満塁のピンチを背負うも、三振とファールフライで後続を打ち取った。

 6回終了後に再び雨のために1時間に中断となり降板することになったが、6回を6安打6奪三振で1失点と高卒ルーキーとは思えない堂々としたエースとなった。これで10勝となり、12勝の東京ヤクルト・小川泰弘投手、11勝の巨人・菅野智之投手に迫ってきた。規定投球回数にもこのままローテーションで投げられれば到達するだろう。今の所防御率は2.47でリーグ2位、小川投手、菅野投手を上回る。

 対する小川泰弘投手は横浜DeNA戦で先発し味方が8点を奪い楽勝ムードだったが、7回までに5失点し降板すると、後続が逆転を許し勝ち星を失った。12勝まで順調に勝ち星をつけてきた小川投手だがここ4試合は勝ち星がついていない。防御率も3.09となり菅野智之投手の3.04より下となった。今日は菅野智之投手が先発し新人王争いの逆転を狙う。

 雨にも負けず、イタチにも負けなかった。7月14日のDeNA戦以来、6試合ぶりに登板した本拠地で、藤浪が“らしさ”を見せつけた。

 最大の見せ場は、味方が勝ち越した直後の5回だった。球審のプレイが掛かる直前にイタチが乱入。三塁付近を走り回り、三塁側ベンチ横のカメラマン席に消えると、苦笑いを浮かべた。ただ、嫌な間ができた。1死後に内野安打から3連打で満塁のピンチを背負った。

 それでも表情ひとつ変えない。「ターニングポイントだったので思い切って力いっぱい投げました」。3番・丸を3球で決め見逃し三振。キラは真ん中高めの149キロで詰まらせて三邪飛。今季、満塁の場面では5打数無安打。犠飛で1点を失っているが、ここ一番での勝負強さが光る。

 序盤からハプニング続きだった。初回2死から丸の打球が左太ももを直撃し、一塁悪送球。2回はスクイズで同点とされたが、なおも1死一、二塁でバリントンの犠打がフライになるとワンバウンドで捕球。冷静に併殺を完成させた。3回は降雨で19分間の中断後、1死一、二塁としたがキラを補ゴロ併殺に抑えた。ブルペンでの内容から、この日は走者のいない状態でもセットポジションを選択。それも当たり6回1失点6奪三振と力投した。

 悲劇的な逆転負けに、小川は自責の念を覚えた。強風、酷暑の悪条件の中、6回1/3を5失点。勝利投手の権利を持って降板したが、8回に救援陣が大炎上して13勝目が消えた。「5点を取られて勝てるわけない。勢いのある打線相手ですし、点差があっても最少失点でいかないと。自分の力不足です」。4試合連続白星なしとなったルーキーは、責任を背負い込んだ。勝負球が甘く、踏ん張り切れなかった。

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