2017年ドラフト戦線

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2017年ドラフト戦線。2017年5月12日時点の近況を天気に例えると、小雨が止み、うっすらと雲の間から日差しが見える、という感じ。

小雨から薄曇りへ

春先の各球団のスカウト会議は、昨年に比べると具体的に名前が挙がる選手も少なく、今年のドラフト戦線の厳しさを物語っていた。その中で清宮幸太郎選手の存在は大きかった。清宮選手は春先からセンバツ、その後も調子が上がらなったが、GWに大爆発を見せた。

その中で清宮選手以外にもスカウトの顔が明るくなるような選手が登場してきたが、東大・宮台投手や亜細亜大・高橋投手などは制球に苦しむなど、評価は持ち越しとなった。

選手名チーム状況
清宮幸太郎早稲田実GWで92号までホームラン伸ばす
岩見雅紀慶応義塾大2打席連続弾など春季5本塁打、広島が注目
東克樹立命館大152キロで2度目のノーヒットノーラン達成
鈴木博志ヤマハ故障から復帰し151キロ記録
田嶋大樹JR東日本11回16奪三振投球など力ある投球見せた
石田光宏東京ガス昨年のような投球がまだ見られない
大城卓三NTT西日本130m特大弾でプロ入りアピール
近藤弘樹岡山商大152キロで7回参考完全試合達成
椎野新国士舘大投球にムラがあるが筋の良い球に評価
笠松悠哉立教大足のケガも2打席連続弾を見せ広島、日本ハム注目
熊谷拓也法政大152キロリリーフで好投
宮台康平東京大復活目指し代えたフォームだが制球に課題続く
草場亮太九州産業大9回11奪三振151キロの復活登板
山崎剛国学院大ホームランも打ち打力アップをプロも評価
鍬原拓也中央大150キロ速球で先発としてプロでも行けそうな投球
高橋遥人亜細亜大140キロ後半記録するも制球悪く機会与えられず
岡田和馬近畿大147キロの長身左腕に巨人など4球団視察
木場涼佑ノースアジア大奪三振マシーンの投球、7球団注目
大西健太奈良大付145キロ右腕に3球団注目
篠原翔太報徳学園センバツ活躍しプロスカウト張り付く
川端健斗秀岳館センバツでプロでも通用すると評価
安田尚憲履正社53本塁打まで伸ばし力ある打撃見せる
山口翔熊本工九州大会で149キロ、課題もあるが力魅せる
三浦銀二福岡大大濠センバツでも九州大会でも抜群の安定感
増田珠横浜高特大弾放ち千葉ロッテなど注目
菊地大稀佐渡高143キロで8球団スカウト視察
綱島龍生糸魚川白嶺西武など7球団スカウト視察の遊撃手
山下輝木更津総合187cm左腕が9回13奪三振
北浦竜次白鴎大足利181cm左腕の横浜DeNA視察
本田仁海星槎国際湘南145キロの力のある球に12球団27人スカウト
布川雄大武南187cmから146キロ投げ8球団が注目

今のところ、ドラフト1位候補に挙げられるのは、清宮選手、田嶋大樹投手の2人か。そこに入ってきそうなのが、東克樹投手と安田尚憲選手、増田珠選手。鈴木博志投手と草場亮太投手は復活気味で、5月末くらいまでには1位候補に入ってくるかもしれない。鍬原拓也投手はもう一皮むければ、今年のメンバーではドラフト1位に入ってくる。

逆に宮台康平投手、高橋遥人投手は正念場、上位指名候補は間違いないものの、結果が見せられなければ苦しくもなる。

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