侍ジャパン13投手の内、中学時軟式出身が10人、佐々木朗希投手・奥川恭伸投手・森下暢仁投手も軟式出身

現在行われているプレミア12、侍ジャパン代表の投手13人の内、10人が中学時代に軟式野球の出身だった。硬式の少年野球リーグの弊害も指摘される。

投手は軟式出身者が多い

侍ジャパン代表のメンバーで、野手は中学時代に硬式のリーグでプレーしていた選手が多いのだが、投手については13人中10人までが軟式出身だった。

軟式出身:甲斐野央、嘉弥真新也、岸孝之、山岡泰輔、大竹寛、山口俊、田口麗斗、山崎康晃、今永昇太、大野雄大

硬式出身:高橋礼、山本由伸、中川皓太

このうち、硬式でプレーしていた山本由伸投手は、中学時代は二塁手を兼務しており「中学で投手としてたくさん投げなかったから、今の自分がある」と話した。

軟式出身の今永投手は「クラブチームに比べたら言い方は難しいですけど、そこまえ勝利を求められなかった。いい意味で伸び伸びと野球をやれる環境にあった。その中で自分で考えて練習するというのが良かったと思う」と話す。日本ハムの大渕隆スカウト部長は「投手は完成と言われる時期の幅が広い。体の成長、経験、技術。この3つが統合された時点でパフォーマンスが上がる」と話した。

また、硬式のポニーリーグで投手の故障予防策を策定し、中学1年生は60球、2年生は75球、3年生は85球という球数制限のルールを打ち出した慶友整形外科病院の古島医師は、「硬式と軟式のボールの違いではない。硬式はいい投手がたくさんいるのに、育てられていない。硬式出身の投手はどこかでつぶれてしまっている」と指摘する。

まだ体が出来上がる前に、技術や経験を求められる事で、3つが整う前に故障などにより投げられなくなる選手は多いだろう。今年のドラフト会議の1位指名投手を見ると、

佐々木朗希投手、奥川恭伸投手、森下暢仁投手、河野竜生投手が軟式出身

宮城大弥投手、西純矢投手、堀田賢慎投手、宮川哲投手が硬式出身

ソフトバンクの千賀投手は中学時代は軟式でしかも内野手でプレーしていた。これをどう判断するだろう。あくまで選手の成長度合いや性格などによるものだが、投手は特に成長を見て投球を調整していく必要があるのは間違いない。特に小学生の大会で、一人の投手に投げさせすぎて勝利を目指すチームというのは、良くないものだと考えるべきだろう。

2019年ドラフト会議、指名選手一覧

侍投手に軟式出身が多いわけ 西日本スポーツ紙面 2019/11/10

 

 


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