プロスカウトが高校生の評価に難航、ドラフトに影響も

新型コロナウイルスの影響でアマチュア野球でも中止や延期が相次ぐが、その影響はドラフト会議にも及ぼしそうだ。

高校生の評価が難航

高校は休校となり、部活動も休止となっている所も少なくない。大学、社会人野球はオープン戦などを続けているが、あるセリーグのスカウトはスカウトは「今のうちに大学生や社会人を見られるだけ見ておかないと。高校生を見る時間が取れなくなる」と話すように、今のうちに大学・社会人の選手のチェックを終えて、「対外試合が解禁になったら、即座に高校生を視察できるよう予定を調整しなければ」と、高校生の練習や試合が解禁された時に高校生を集中的に見ていく準備をしている。

それでも、「例年、春の段階でどれだけの力があるかを測り、評価をつける。センバツが開催されていれば全員でチェックした上で評価できたし、全国クラスと対戦することで選手の本領も見ることができたはず」と、例年は春の練習試合やセンバツで、ドラフト上位クラス、ドラフト候補として見ていく選手をリストアップするのだがそれができない状態に不安を示す。

また4月以降も未知数の状況となっている。四国では春季四国大会の他、県大会もいくつかは中止が発表された。パリーグのスカウトは「四国地区の担当スカウトは見る機会が減るので大変だと思う。複数の県を掛け持ちしているスカウトも、視察スケジュールを組むのに頭が痛いのでは」との声の他、他のスカウトからは「ドラフトの日にちは変更ないんだろうか?」といった声も聞かれたという。

4月に入り、そこで練習が再開され、そして5月のGWくらいから練習試合や大会が見られるようになったとしても、春季大会ではいくつかの予選や1次予選が中止されるなど、夏まで見られない高校も多い。ドラフト会議で各球団は限られた指名枠の中で選手を獲得する。また、1000万円以上の契約金を支払うなど、かなりの投資となる中で、評価が定まらない選手を指名する事は難しく、「大学で見てから」と高校生指名をせずに、比較的評価が定まっている大学生、社会人の指名が多くなることも予想される。

センバツ中止、そしてドラフト会議にも影響するとなると、人生が大きく変わってしまう事になる。新型コロナウイルスの影響は非常に大きい。

2020年のドラフト候補

「例年、春の段階でどれだけの力があるかを測り、評価をつける。センバツが開催されていれば(球団のスカウト)全員でチェックした上で評価できたし、全国クラスと対戦することで選手の本領も見ることができたはず」と前出スカウト。しかし学校が休校になった影響もあり、全国各地で高校野球の大会は中止や延期になっている。「対外試合が解禁になったら、即座に高校生を視察できるよう予定を調整しなければ」。日々変わる状況に対応しながら、スケジュールの大幅な変更、再調整に備えている。


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