早稲田大・早川隆久投手、巨人2軍に5回4失点、巨人、西武、DeNA、ロッテなど8球団視察

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早稲田大が巨人の2軍とプロアマ交流戦を行い、ドラフト1位候補の151キロ左腕・早川隆久投手が先発した。この試合には巨人、埼玉西武、横浜DeNA、千葉ロッテなど8球団24人のスカウトが視察した。

147キロ記録も

早川投手はこの日、最速は147キロで立ち上がりは常時145キロ以上を記録、130キロ台のカットボールとのコンビネーションで2アウトを奪った。しかしそこから3連打に暴投で2点を失った。巨人の山下選手に粘られてヒットを許すと、岸だ選手には「いい所に落とした」はずのチェンジアップを拾ってヒットにされた。

2回にも2アウトを奪ってから満塁のピンチを背負うなど、5回を投げて9安打4失点、「状態としてはよかったかなと思います。」と話したが「低めの対応能力が高い。間を抜けるヒットも多い。スイングが強く、振り抜いているから。いい打者が多く、言い方は悪いですが、これでも2軍なんだと思いました」と、プロのレベルを実感した。そして、「抜こう抜こうという感じがあって、腕の振りが緩んでしまってました。自信がある直球はより腕の振りを見せて、最後にちょっとだけ抜く感じで変化させられるか」と課題を分析した。

5回2アウト2塁の場面では増田選手を134キロのチェンジアップで空振り三振を奪った。「完全に抜いて空振りが取れました。あれが理想のチェンジアップですね。」と課題に対する手がかりも見つけ、「課題もたくさん見つかったので、リーグ戦前にすごくいい収穫があったなと思います。モチベーションが高くなりました。」と話した。

8球団24人のスカウト集結

ドラフト1位候補左腕にこの日は8球団24人のスカウトが視察に訪れた。

◎巨人・織田スカウト:「1つ1つのボールの精度は高い。ただ2死から連打されると自分のテンポは悪くなるし、野手のリズムが狂う。これまで空振りや凡打が取れていた球をゾーンに投げて打たれた。課題として次に頑張ろうと思ってくれれば。次は気持ちを出す投球をしてほしい。飛躍を期待します。」

◎埼玉西武・潮崎編成グループ・ディレクター:「直球を簡単に捉えられたのは不本意でしょう。ただ、ドラフト上位は間違いない。緩急がうまく使えれば、今永のようになれるのでは」

◎千葉ロッテ・榎チーフスカウト:「いい時、悪い時がはっきりしていた。直球が上がれば、チェンジアップも生きる。いい投手であるのは間違いない。」

◎横浜DeNA・八馬スカウト:「本来の球の切れ、制球ではなかった。これから修正してくるはず」

◎東京ヤクルト・山本スカウト:「きょうは我々の姿に力が入ったけど、貴重な左腕だから魅力はある」

早川投手の評価については、高校、大学でこれまで投げた中でもう大きく変動する事はなく、ドラフト2位までには指名されるのは間違いない。あとは他球団と競合する事になってもドラフト1位で行くべき選手かどうか、という判断だろう。

この日はその評価にはならなかったが、この日の投球の結果がリーグ戦でどのように表れるか。昨年の森下投手も3年時までは課題を抱えていたが、4年春のリーグ戦で答えを出したように、早川投手のリーグ戦の投球も期待したい。

2020年度-大学生投手-左投のドラフト候補リスト
2020年度-東京六大学リーグのドラフト候補リスト

東京六大学リーグの早大は、今秋ドラフト上位候補の151キロ左腕・早川隆久主将(4年=木更津総合)が先発。5回を投げ、9安打4奪三振2四死球で4失点(自責3)。巨人、西武、DeNA、ロッテなど8球団のスカウトが視察に訪れる中、好投と言える内容ではなかったが「状態としてはよかったかなと思います。課題もたくさん見つかったので、リーグ戦前にすごくいい収穫があったなと思います」と充実の表情を浮かべた。

▽巨人織田スカウト 1球1球はいいが、これまで空振りや凡打が取れていた球をゾーンに投げて打たれた。課題として、次に頑張ろうと思ってくれれば。飛躍を期待します。

▽西武潮崎編成グループ・ディレクター 直球を簡単に捉えられたのは不本意でしょう。ただ、ドラフト上位は間違いない。

▽ロッテ榎チーフスカウト いい時、悪い時がはっきりしていた。直球が上がれば、チェンジアップも生きる。いい投手であるのは間違いない。

無観客のネット裏に集結した8球団24人のスカウトの高評価は変わらない。「本来の球のキレ、制球ではなかった。これから修正してくるはず」とDeNA・八馬スカウト。「きょうは我々の姿に力が入ったけど、貴重な左腕だから魅力はある」とヤクルト・山本スカウトも話した。

今秋のドラフト候補に挙がる早大の左腕・早川が21日、巨人2軍との交流戦に先発し、5回を9安打4失点。「状態は悪くなかったけど、(プロは)低めへの対応が違う」。プロ8球団が視察し、西武・潮崎ディレクターは「緩急がうまく使えれば、(DeNA)今永のようになれるのでは」と期待した。

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