2020年、ドラフト1位の12人【10月9日】

2020年ドラフトニュース

ドラフト会議まであと2週間と少しとなった。中京大中京・高橋宏斗投手、東海大・山崎伊織投手が一転、プロ志望を表明し、ドラフト1位指名候補に大きな変動がある。

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2020年ドラフト1位の12人予想

1位指名確実とみられる選手は下記の11人。

予想順位選手名
1位早川隆久 早稲田大(重複)
佐藤輝明 近畿大(重複)
高橋宏斗 中京大中京(重複)
栗林良吏 トヨタ自動車(単独)
伊藤大海 苫小牧駒大(単独)
中森俊介 明石商(1位)
木澤尚文 慶応大(1位)
森博人 日本体育大(1位)
牧秀悟 中央大(1位)
山下舜平大 福岡大大濠(1位)
五十幡亮汰 中央大(1位)

今年の全体の選手ランクNO.1は早稲田大・早川投手、僅差で近畿大・佐藤選手、そして中京大中京・高橋投手が肩を並べる位置にいる。この3人をBIG3とする。まず各球団は補強ポイントと合わせ、この3人の選手が獲得できるかを検討する事になる。

次にトヨタ自動車の栗林投手、苫小牧駒大・伊藤投手、明石商・中森投手の3人が続く。栗林投手、伊藤投手とも、来年の先発ローテーションの一人に入る可能性が高く10勝も期待できる投手。2019年ドラフトの明大・森下投手のような存在と言え、BIG3を避けた球団はこの中から指名を目指す。

また球団によって慶応大・木澤投手、日体大・森投手、福岡大大濠・山下投手をBIG3や栗林・伊藤・中森に匹敵すると評価し、外れ1位では残っていないと判断して単独1位指名を狙う所もありそうだ。

そして、補強ポイントを埋めることを優先する球団は、中央大の牧選手、五十幡選手の1位指名をする。こちらも外れ1位では競合が予想されるため、単独1位指名の可能性もある。

外れ1位指名

残る一人については、各球団上位候補としてリストアップした選手の中で、残った球団の補強ポイントによって選択される選手が決まる。上位候補としてリストアップされていそうな選手は次の通り。

予想順位選手名
2位

川瀬堅斗 大分商(2位予想)
小林樹斗 智弁和歌山(2位予想)
高田琢登 静岡商(2位予想)
土田龍空 近江(2位予想)
内山壮真 星稜(2位予想)
井上朋也 花咲徳栄(2位予想)
小深田大地 履正社(2位予想)
来田涼斗 明石商(2位予想)
元謙太 中京(2位予想)
小郷賢人 東海大(2位予想)
山崎伊織 東海大(2位予想)
入江大生 明治大(2位予想)
高田孝一 法政大(2位予想)
大道温貴 八戸学院大(2位予想)
宇田川優希 仙台大(2位予想)
益田武尚 北九州市立大(2位予想)
古川裕大 上武大(2位予想)
元山飛優 東北福祉大(2位予想)
小野大夏 Honda(2位予想)
伊藤優輔 三菱パワー(2位予想)
森井絃斗 セガサミー(2位予想)
大江克哉 NTT西日本(2位予想)
藤井聖 ENEOS(2位予想)
佐々木健 NTT東日本(2位予想)
福永裕基 日本新薬(2位予想)

右の先発投手ならば、この中では八戸学院大・大道投手、明治大・入江投手、三菱パワー・伊藤投手が1位指名でもおかしくない。1位候補に挙げた投手と比べて、少し課題が残ると感じられるものの、来年春にはそれを上回る力を見せる可能性もある投手だ。

その中で東海大の山崎伊織投手がプロ志望届を提出した。3月にトミー・ジョン手術を受け、おそらく来年1年間はリハビリをすることになる。しかし、昨年までの活躍は、苫小牧駒大の伊藤投手、慶応大・木澤投手、そして早稲田大・早川投手をも上回る大学NO.1の評価だった。リスクもあるものの、順調に復帰を果たしたときには、山本由伸投手のようなチームのエースになる可能性があり、1位で指名しても文句はない。

またリリーフタイプでも小郷賢人投手は実績も十分。故障明けではあるが、復帰後も140キロ後半の球を投げており、来年のチームのリリーフ陣に1枚加わる事になり、抑えのエースとしての活躍も期待される。また智弁和歌山の小林樹斗投手もリリーフとして高く評価する球団があり、1位指名でおかしくない。

左なら将来、今永投手のようになる可能性を秘める静岡商・高田琢登投手、同じくキレのある球を投げるENEOSの藤井聖投手、そして左で152キロの速球を投げるNTT東日本の佐々木健投手を挙げる。ただし、藤井投手は故障明けで、佐々木投手は制球の課題もあり、貴重な左腕投手として欲しいものの、1位に繰り上げるとなるとやや勇気がいる。

二遊間の即戦力の補強を目指すならば元山飛優選手、福永裕基選手が挙がる。共に打撃も守備もしっかりした選手で、1年目からレギュラー争いができる。ただし打撃の面で、プロレベルの投手にどれだけ結果を残せるかというのはやや不透明か。

昨年のドラフト会議では、東邦の石川、桐蔭学園の森という高校生の評価がドラフト直前に急上昇して1位指名、また履正社の井上選手、智弁和歌山の黒川選手、駿河総合の紅林選手が2位指名となった。今年も、将来性を重視した野手を指名しようという流れになることも予想され、遊撃手なら土田龍空選手、星稜・内山壮真選手、スラッガーならば井上朋也選手、小深田大地選手、来田涼斗選手、元謙太選手が候補となる。

捕手を確保したいという球団もあるだろうが、2位までの候補としては上武大の古川裕大選手が挙げられる感じか。しかも古川選手はショートやファーストなど捕手以外で出場をすることもあり、打撃が評価されている面が大きく、プロで捕手でいけるかがやや不明瞭なところ。そうなると捕手というよりは打者としての評価となる。

最後にもう一人

そして、評価の高い選手がもう一人いる。慶応大の佐藤宏樹投手だ。佐藤投手は慶応大1年時の投球で衝撃を与え、そのストレートは早稲田大の早川投手を凌ぐ。順調にいけば今年のNO.1左腕だったと思うが、故障により3年間はあの球が見られていない。

しかしプロ志望届を提出しており、この秋は、ドラフト前までにリーグ戦で登板をする予定で、その時の球で、1位重複候補に入ってくる可能性もある。

ドラフト会議まで1カ月、1位指名の12人予想
今年のドラフト会議まであと1か月となった。今の時点での1位指名候補12人を予想する。
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