明治神宮大会中止、来年のドラフト候補に影響も

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高校野球と大学野球の秋の全国大会である明治神宮大会が中止となった。来年のドラフト候補に影響が予想される。

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新型コロナウイルスの影響は来年へ

今年は高校野球はセンバツ、秋季大会、夏の選手権大会、甲子園大会が、大学野球は春のリーグ戦のほとんどと大学野球選手権が、社会人は春のほとんどの大会と日本選手権が中止となった。

しかし、関係者の努力もあり、高校野球は各都道府県の代替え大会と甲子園交流戦が行われ、また大学野球は東京六大学は夏に春季リーグ戦と実施し、秋季リーグ戦は一部の大学が辞退をしたものの行われている。そして社会人野球も都市対抗の予選が行わており、球団のスカウトは短期間の間に集中して選手の視察をし、今年の候補のチェックは何とか出来た感じだった。ただし、それは昨年までしっかりと見れていた選手で、ある程度の評価は出来ていたという事もある。

夏の代替え大会は、3年生のみの出場としたチームも多く、2年生以下の選手のプレーがあまり見られなかった。そのため各球団のスカウトは、ある程度の今年のドラフト候補のチェックを終え、高校野球の秋季大会に足を運んで来年の選手の情報を集めている。その中で明治神宮大会の中止が決定した。確かに明治神宮大会に出場するチームは高校で10校、大学で11校と少ないが、来年の高校野球、大学野球に、そしてドラフト戦線に向けて、ある程度の目星をつけることができる大会だった。

今年のドラフト会議が10月26日に行われるが、来年のドラフト戦線は始まっており、3か月後の来年1月には、各球団で来秋のドラフト会議に向けた1回目のスカウト会議が実施される。最初から選手のリストアップをするチームは少ないものの、ドラフト上位候補として名前を挙げる球団もあり、その1回目に名前が挙がった選手が、そのまま秋のドラフト会議で1位指名されることが多い。

今年の秋で大学、社会人のカテゴリーは来年の候補選手の確認もできたが、同時期に行われている秋季高校野球でカバーできていない部分は少なくないだろう。そして秋の全国大会として力を見せられた可能性のある選手が見られない事で、来年のスカウティングにも影響が残ることになる。

大学4年生

そして今年の大学4年生にとって、辛い決定となった。明治神宮大会は大学野球の2大全国大会の一つで、秋の日本一をかけた大会となっており、大学4年生にとっては目指すべき最後の目標だった。

すでにリーグ戦も終了し、引退をしている選手もいるが、高校生の夏の大会と同じく、野球に区切りをつけるための最後の大舞台・花道でもある。リーグ戦での制覇という目標はあるものの、明治神宮大会優勝という目標が無くなり、大学生のモチベーションの影響も気になる。

今回の大会中止の判断には、高校野球連盟が今年から定めた「3連戦回避の日程設定」のルールがクリアできなかった事もあったと報じられている。明治神宮大会は1週間の間で全てが終わる大会となっているが、そうなると来年はどうなるのかが気になる。また、まだ新型コロナウイルスの影響で全国大会が中止となるということで、来年春のセンバツが無事に行われるのかという不安も出てくる。

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コメント

  1. 高校の部は「選抜の選抜」大会なのでそこまででもないが
    大学の部は最後の集大成の大会なだけに中止は残念極まりない
    東京という場所が問題視されたようだが地方球場を使うなどの代替案で開催してもらいたかった
    選手の目標を残すためにも関東地区大学野球選手権大会は中止せずにやってほしい