【2021年ドラフト総決算9】選手のランク付けと実際の指名

2021年ドラフトニュース

ドラフト会議前につけさせていただいた評価と、実際の指名順位を比べてみます。

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ドラフト上位指名予想をした選手

  氏名 学校 評価 指名順位
高校生投手 小園健太 市立和歌山 特A 1位
森木大智 高知高 特A 1位
風間球打 明桜 特A 1位
達孝太 天理 A- 1位
畔柳亨丞 中京大中京 A- 5位
木村大成 北海 B+ 3位
高校生野手 阪口楽 岐阜第一 A 4位
大学生投手 佐藤隼輔 筑波大 A- 2位
隅田知一郎 西日本工業大 A- 1位
黒原拓未 関西学院大 A- 1位
山下輝 法政大 A- 1位
三浦銀二 法政大 A- 4位
椋木蓮 東北福祉大 B+ 1位
鈴木勇斗 創価大 B+ 2位
赤星優志 日本大 B 3位
大学生野手 古賀悠斗 中央大 A- 3位
正木智也 慶応大 B+ 2位
ブライト健太 上武大 B+ 1位
鵜飼航丞 駒澤大 B 2位
福元悠真 大阪商業大 B 6位
野口智哉 関西大 B 2位
社会人投手 廣畑敦也 三菱自動車倉敷オーシャンズ A 3位
森翔平 三菱重工West A- 2位
横山楓 セガサミー B+ 6位
山田龍聖 JR東日本 B+ 2位
吉村貢司郎 東芝 B+ 指名なし
社会人野手 水野達稀 JR四国 B+ 3位
中村健人 トヨタ自動車 B 3位

ドラフト上位候補予想について(言い訳)

ドラフト上位指名を2位までの24人とすると、予想したうちの16人がその中に入り、8人が予想できなかった。その8人については、それぞれ予想した所で言い訳します。

3位指名までを許容範囲とさせていただき、それよりも下の順位となった選手6人について。

畔柳亨丞投手はセンバツの投球はドラフト1位で指名された達投手くらいの評価ができ、また故障後の夏の投球も個人的には140キロ中盤くらいを投げられれば、スカウトとしては問題なしと判断すると思った。昨年秋やセンバツの時に想像した快速球投手よりも、先輩の高橋投手のようなパワーピッチャースタイルになっていた所が引っかかったものの、制球を見出していたりというのは個人的には大丈夫と判断し、ドラフト上位候補のまま変えなかった。

5位指名だったから各球団が評価を下げていたということはなく、各球団の補強ポイントにより、左腕投手や野手の評価が高かったということもあり、多くの球団は4位くらいまでは想定した選手を、5位以降は柔軟に考えるところもあり、そこで指名されたとも言える。しかし、それでも5位まで残っていたということは、少なくとも今年の上位24人と判断していた球団は少なかったのかもしれない。

個人的な信念として、ドラフト候補選手は一度上げた評価は下げるべきでないと考えている。そういう意味で、阪口楽選手も昨年見たままの評価を最後まで大きくは変えなかった。ただし、春・夏と不調の時期が長く続きいた。プロでは長いシーズンで不調になることがあるが、短い時間で立て直すことが要求される。そこは課題として見られる。

三浦銀二投手は大学1,2年時ではドラフト1位級とし、評価を下げるかどうかは迷う所があった。たしかに3,4年思うような成長は見られず、最後の秋もアピールすることができずに終わった。確かに体のサイズが無いことも伸び代は少ないと見られ、4位というのは妥当な順位に思える。それでも、フォームや高校・大学での変遷を見て、下級生の頃の状態には戻せると考えた。

福元悠真選手は個人的にはBランク評価で、ドラフト中位から下位指名と思っていたが、中日や広島など、右の大砲を欲しがる球団が多かったことや、大学でのホームランは少ないものの、打撃のフォームは安定しており、ホームランは打てる選手だと考えた。

横山楓投手は直前の都市対抗の投球は良くなかったものの、日本選手権では社会人NO.1と評価した廣畑投手の次の評価をした。ストレートの強さやフォークボールなどでリリーフでも投げられると思うが、どちらかというとオーソドックスなタイプで、優先度が低かったか。

吉村貢司郎投手はこの秋に素晴らしい投球をみせた。先発投手として150キロ近い球を投げられ、変化球も低めに決められた。指名がなかったのは不自然で、チームや本人が残留の意思を示したのだと思う。

ドラフト中位指名予想をした選手

  氏名 学校 評価 指名順位
高校生投手 石田隼都 東海大相模 B+ 4位
竹山日向 享栄 B+ 5位
松浦慶斗 大阪桐蔭 A- 7位
黒田将矢 八戸工大一 B+ 5位
市川祐 関東第一 B+ 指名なし
高校生野手 田村俊介 愛工大名電 B+ 4位
前川右京 智弁学園 B+ 4位
松川虎生 市和歌山 B 1位
高木翔斗 県岐阜商 B 7位
粟飯原龍之介 東京学館 B 3位
有薗直輝 千葉学芸 B 2位
吉野創士 昌平 B 1位
池田陵真 大阪桐蔭 B 5位
大学生投手 桐敷拓馬 新潟医療福祉大 B 3位
岡留英貴 亜細亜大 B 5位
北山亘基 京都産業大 B 8位
翁田大勢 関西国際大 B 1位
権田琉成 明星大 B 指名なし
大学生野手 岩本久重 早稲田大 B 指名なし
福永奨 国学院大 B 3位
安田悠馬 愛知大 B- 2位
中山誠吾 白鴎大 C+ 6位
池田来翔 国士舘大 B 2位
木村翔大 東洋大 B- 指名なし
川村友斗 仙台大 B 育成2位
丸山和郁 明治大 B 2位
渡部遼人 慶応大 C+ 4位
梶原昂希 神奈川大 B 6位

ドラフト中位指名予想について(言い訳)

まず予想より上、ドラフト2位までに指名された7人について。

高校生野手の松川虎生選手、吉野創士選手、有薗直輝選手は、長打力があり、それに将来性をプラスされ、大学生の長打を打つ選手よりも上に評価された。また、それぞれ守備や足、ポジションで付加価値があったことも大きかった。

それでも、これまでのドラフトを見ても、3位くらいで指名したい選手という所で、東北楽天も順位を上げて指名したという事も話すように、必要と思った球団が早めに指名をしたのだと思う。今年は絶対にほしいというドラフト上位候補が少なかったように見られ、また1位指名で抽選を外すと、指名する選手を選択するのが難しく感じられた。指名時に、他球団のスカウトも驚きの声を挙げるなど、予想外として受け止められていたのは正直な所だろう。

巨人が1位指名した翁田大勢投手は、春は不調、秋はスカウトも遮断しての無観客で、なかなか見ることができない投手だった。制球など課題もある投手だと思うが、今年は大学生左腕が目立つ中で、右腕投手は少なく、その中でもストレートの強さはトップと評価された。巨人は大学生左腕NO.1の隅田投手を指名したが、抽選で外すと、NO.2を指名するのではなく、他のポジションやカテゴリのNO.1を狙う傾向があり、大学生右腕で真っ直ぐの力がNO.1の投手の指名になったのだと思う。

安田悠馬選手、池田来翔選手、丸山和郁選手は、今年やや少なかった大学生野手で、それぞれ捕手、内野手、外野手の選手。長打力や俊足の特徴を持つ。安田選手は愛知リーグ2部でなかなか見ることができない選手だが、ドラフト前あたりから取り上げられることが大きくなっていた。個人的にも、昨年の西武・渡部選手の1位指名みたいなことがあるかもしれないとは思った。

今年は佐藤輝明選手、牧秀悟選手といった大学生野手のルーキーが大活躍をし、それが影響していたことも考えられるが、2位で指名をした東北楽天と千葉ロッテは1位指名でもサプライズ気味な高校生を指名しており、今年は全体的に評価される選手よりも、個別の補強ポイントで評価した選手を指名する方針だったと見られる。

予想より下になった選手は10人。松浦慶斗投手には個人的にA-とドラフト上位で指名されてもおかしくないと見ていたが、持っているポテンシャルに比べて、高校野球でなかなか力をみせられなかったことが影響したか。しかし、今夏の大阪大会での投球は、ドラフト上位でもおかしくないと思った。市川祐選手も今夏の投球は非常に光っていたと感じ、1年時に見た快速球の印象もあり、一押しだった。それでもドラフト前でもなかなか名前が挙がらなかった事も有り、少し印象先行だったのかもしれない。

印象というのは見る場所や球場でも変わる。市川投手はこの夏は、オリンピックのために東京ドームで投げている所を見たが、球場のライトに照らされてかっこよく見える所がある。球速も出やすい球場で、それに引っ張られることもある。もし甲子園に出場していたら、あの状態の悪い中でどんな投球をみせていたということも感じる。

高木翔斗選手は大型捕手として1年時から注目をされていた。しかし、甲子園に出場しても打撃で結果を残せず、打撃の課題は常に引っかかった。それでもポテンシャルを込めて中位評価をしていたが、事前に評価が低いことも聞いており、このくらいの指名は予想していた。

北山亘基投手は、個人的には腕の使い方に少し引っかかる所があった。それでもドラフト前に成績は残せないながらも巨人のスカウトが高く評価しており、投手不足の巨人が中位で指名するかと予想した。しかし、巨人は翁田投手の方を評価していた。権田琉成投手は首都リーグ2部ながら、今年の大学生右腕で最もフォームのバランスが良い投手だと思っていた。ソフトバンクスカウトも評価をしており、指名があると見られていたが謎が残る。

岩本久重選手は高校時から期待をしており、大学でも実績を積んでいた。しかし個人的に打撃や守備で、良く言えば野性的な、悪く言えば粗さを感じていた。それでも、大阪桐蔭、早稲田大で積んできた実績を評価する所があるかもと思っていたが、それにより「縛り」や「遠慮」というものがあったのかもしれない。

中山誠吾選手は個人的評価はC+だったが、大型の遊撃手ということもあり、今年は大学生内野手の候補が少なかったことからも、このくらいで指名をする球団があるかもしれないと予想した。木村翔大選手はショートで守れる選手だったが、昨年の千葉ロッテ3位の小川龍成選手を見ても、守備だけでは1軍定着は難しいとも思った。春の入れ替え戦で東都2部に落ち、秋は1部でプレーをみせられなかった事も少し影響があるかもしれない。

川村友斗選手は長打力や打撃、守備でバランスの取れた選手だが、中日1位のブライト選手のような4年での爆発力を見せることができなかったか、あまり報道などで取り上げられる事も少なかった。梶原昂希選手は取り上げられる事は比較的多かったように見える。ホームランなど長打力もあり、打率も残せる。そして肩や足が売りだった。しかし、肩・足が売りにも関わらず、外野の守備でアピールができない所があり、それが引っかかっていた。持っているポテンシャルを十分発揮できる野球の技術を磨いて行きたい。

ドラフト下位、育成ドラフト指名予想をした選手

  氏名 学校 評価 指名順位
高校生投手 秋山正雲 二松学舎大付 B+ 4位
田中楓基 旭川実 B+ 育成1位
花田侑樹 広島新庄 B+ 7位
福島蓮 八戸西 B 育成1位
滝口琉偉 日大山形 B 指名なし
深沢鳳介 専大松戸 B 5位
羽田慎之介 八王子 B 4位
井崎燦志郎 福岡 B 育成3位
前川佳央 札幌日大 B 指名なし
寺嶋大希 愛工大名電 B 指名なし
柳川大晟 九州国際大付 B 育成3位
京本真 明豊 B 育成7位
泰勝利 神村学園 B 4位
代木大和 明徳義塾 B- 6位
鴨打瑛二 創成館 B- 育成5位
高校生野手 東出直也 小松大谷 B 育成2位
中川勇斗 京都国際 B 7位
味谷大誠 花咲徳栄 B 4位
清水武蔵 国士舘 B 指名なし
前川誠太 敦賀気比 B- 育成2位
星野真生 豊橋中央 B- 5位
川口真宙 高梁日新 B- 指名なし
小森航大郎 宇部工 B- 4位
藤野恵音 戸畑 B- 育成1位
柳澤大空 日大藤沢 B 育成2位
前田銀治 三島南 B- 3位
奥村元基 京都精華 B- 指名なし
米山航平 市尼崎 B- 指名なし
三代祥貴 大分商 B- 育成12位
大学生投手 古田島成龍 中央学院大 B 指名なし
山崎凪 中央学院大 B 指名なし
松井友飛 金沢学院大 B- 5位
飯田琉斗 横浜商科大 B 指名なし
伊藤稜 中京大 B 育成1位
長谷川稜佑 青森大 B 指名なし
鈴木貫太朗 皇學館大 B- 指名なし
富田龍 四国学院大 B- 育成8位
豊村直大 北九州市立大 B- 指名なし
大学生野手 久保田拓真 関西大 B- 指名なし
亀田啓太 東海大 B- 育成3位
大友宗 帝京大 C+ 指名なし
山城響 富士大 B- 指名なし
大里昂生 東北福祉大 C+ 育成3位
鈴木大和 北海学園大 B- 育成1位
藤原大智 創価大 B- 指名なし
夏伐京平 明星大 B- 指名なし
井上絢登 福岡大 B- 指名なし
社会人投手 内沢航大 JR北海道クラブ B- 指名なし
鈴木大貴 TDK B 指名なし
小木田敦也 TDK B 7位
山本龍之介 SUBARU B 指名なし
手塚周 SUBARU B+ 指名なし
原田泰成 日立製作所 B- 指名なし
柴田大地 日本通運 B 3位
米倉貫太 Honda B 指名なし
永谷暢章 JR東日本 B 指名なし
小孫竜二 鷺宮製作所 B 指名なし
稲毛田渉 NTT東日本 B 指名なし
森井絃斗 セガサミー B 指名なし
齋藤央兆 ロキテクノ富山 B- 指名なし
飯塚亜希彦 ロキテクノ富山 B- 指名なし
入倉京一郎 三菱重工East B- 指名なし
松本竜也 Honda鈴鹿 B 5位
八木玲於 Honda鈴鹿 B 指名なし
渕上佳輝 トヨタ自動車 B 指名なし
浦本千広 日本製鉄東海REX B 指名なし
宮本佳汰 JR東海 B- 指名なし
大江克哉 NTT西日本 B- 指名なし
川瀬航作 日本製鉄広畑 B 指名なし
八木彬 三菱重工West B 5位
渡辺一生 BBCスカイホークス B- 指名なし
社会人野手 藤野隼大 Honda B- 指名なし
添田真海 日本通運 B+ 指名なし
中川智裕 セガサミー B 指名なし
和田佳大 トヨタ自動車 B- 指名なし
大内信之介 JPアセット証券 B 指名なし
菅田大介 JR東日本 B 指名なし
中村健人 トヨタ自動車 B 3位
舩曳海 日本新薬 B 指名なし
藤井健平 NTT西日本 B+ 指名なし

ドラフト下位指名予想について(言い訳)

予想より早い順位で指名された選手では、秋山正雲投手が4位指名となったが、これは正直、編集のときのミスで、ドラフト3位か4位で評価していた。

羽田慎之介投手は見たことができたスカウトや球団はドラフト上位指名の可能性を示唆する一方で、夏は登板ができなかったりと故障が長引いた事もあり、指名順位の幅が広かった。2位くらいで指名される可能性もあったし、育成だった可能性もある。

泰勝利投手は個人的にB評価で中位指名クラスだったが、球速や十分だが制球など課題もみせ、下位か育成で指名したら面白い選手と見ていた。味谷大誠選手は個人的に昨年秋から見ており、今年の高校生捕手で総合力の高さではNO.1と見ていたが、個人的に追い続けていた事に遠慮してしまった。Bランクと評価しており指名順位としては予想通り。これから打撃も良くなるだろう。

小森航大郎選手守れて足が使える高校生遊撃手として、高梁日新の川口真宙選手や聖カタリナの川口翔大選手などと比較していた。守備や打撃では川口真宙選手のほうが上と個人的に評価していたが、足のある小森選手が指名された形。川口翔大選手選手は守備に課題をみせていた。

前田銀治選手はポテンシャルが高いものの、下位か育成と見ていたが、3位という高い評価となったのは、これまで上で説明したように、東北楽天が欲しい選手を早めに指名したということもある。それでも3位というのは高く、夏に不調だった中で良い当たりのファウルなどがあったのか、練習試合で力をみせていたかもしれない。

日本通運の柴田大地投手は個人的にはBランクで中位指名としたが、やはり登板実績が少ない事や、制球の課題もありそうで下位とした。140キロのフォークなどをもっと高く評価しても良かった。トヨタ自動車の中村健人選手もBランク評価、各球団が右の強打者を狙う中で、たしかに打率は低かったものの、中日2位の鵜飼選手くらいの評価ができた。中位か上位に行くかもと思っていたが、下位に載せてしまったのは編集ミス。申しわけない。

指名予想をしていなかった選手

  氏名 学校 評価 指名順位
高校生投手 新家颯  田辺 C+ 育成1位
永島田輝斗 立花学園 B- 育成3位
菅井信也  山本学園 B- 育成3位
田中怜利
ハモンド
帝京五 C+ 育成5位
加藤洸稀 滝川二 B- 育成6位
山崎琢磨 石見智翠館 B- 育成7位
川嵜陽仁 誉高 C+ 育成9位
瀧本将生 市立松戸 C+ 育成11位
高校生野手 滝澤夏央 関根学園 C+ 育成2位
大河原翔 東海大山形 C 育成3位
笹原操希 上田西 B- 育成4位
阿部和広  平塚学園 C+ 育成4位
村山亮介  幕張総合 C+ 育成4位
佐久間拓斗 田村 C+ 育成8位
大津綾也 北海 B- 育成10位
加藤晴空  東明館 B- 育成10位
大学生投手 徳山壮磨 早稲田大 B 2位
大竹風雅 東北福祉大 B- 5位
西垣雅矢  早稲田大 B- 6位
長谷川威展 金沢学院大 C+ 6位
三浦瑞樹  東北福祉大 C+ 育成4位
菊地大稀  桐蔭横浜大 B- 育成6位
佐藤琢磨  新潟医療福祉大 C+ 育成13位
大学生野手 岡田悠希  法政大 B- 5位
川村啓真  国学院大 B- 育成4位
山本恵大 明星大 C+ 育成9位
仲田慶介  福岡大 B- 育成14位
社会人投手 吉川雄大  JFE西日本 C 7位
社会人野手 野村勇  NTT西日本 C+ 4位
豊田寛  日立製作所 B- 5位
末包昇大 大阪ガス C 6位
上川畑大悟 NTT東日本 B- 9位

指名予想をしていなかった選手について(言い訳)

育成指名の選手については、見れていない選手も多いので勘弁してほしい。支配下指名された選手でも東北福祉大の大竹風雅投手は見れていない。

支配下指名された選手の中で、2位指名さてた徳山壮磨投手は、評価としてはBランクで中位と予想したが、社会人でさらに評価を挙げるだろうと勝手に思い込んでいた。西垣雅矢投手も同じだった。

長谷川威展投手については見ていたものの、個人的評価はC+とした。吉川雄大投手も同様。映像で見返しても個人的評価は変わらないが、プロのスカウトは時々、「あの一球が良かった」という決め手の一球を評価することがあり、スカウトの前でそういう球を投げたのだと思う。共にプロでどのような場面で起用されるか、どんな投球をするのかを改めて見てみたい。

野手の法政大・岡田悠希選手、NTT西日本の野村勇選手、日立製作所の豊田寛選手、大阪ガスの末包昇大選手は見ていたものの、引っかかっていなかった。岡田選手、豊田選手、末包選手は映像を見直すと、打撃フォームもよく、変化球も拾えて、逆方向にも打てる柔軟性がある。しかし、体つきやスイングから見てあまり打球が飛ばないなという印象も受ける。

社会人野手ではセガサミーだった宮崎敏郎選手や、巨人の若林晃弘選手などが社会人出身野手で活躍している印象だが、二人ともホームランをしっかり打てるタイプの選手だった。東京六大学や社会人はレベルが高く、どの打者も基本的には良い中で、ホームランなどインパクトがあれば注目するが、ホームランがさほど無くても注目することができるのは、プロのスカウトの集中力や視察回数の多さかもしれない。あらためて尊敬する。

野村勇選手、上川畑大悟選手は外野手、内野手で足や肩、守備で評価の高かった選手で、大学卒2年目の昨年に高く評価されたものの指名されなかった。のちに野村選手にはソフトバンクが注目していたものの、昨年は怪我をしたために今年の指名になったという事を聞いたが、即戦力として期待される社会人で、特に今はプロは打撃が求められるため、打撃に課題のある二人の評価を上げるのは難しかった。しかし、上川畑選手は今年、内野安打など打撃でも粘り強さをみせ、プロ入りへの執念を感じさせた。

職人的なこういう選手が評価され、プロ入りしていくのは、個人的には非常に嬉しい事だ。

これらの指名の反省を活かし、個人的に活かして行きたいし、AIにぶち込んでいきたい。

2021年ドラフト会議、指名選手一覧
2021年のドラフト会議は10月11日に行われ、支配下ドラフトが77人、育成ドラフトで51人の、合わせて128人が指名されました。
2021年注目の高校生のドラフト候補~投手編~(ドラフト直前予想)
2021年の注目の高校生投手のドラフト指名予想をしてみます。
2021年注目の高校生のドラフト候補~野手編~(ドラフト直前予想)
2021年の注目の高校生野手のドラフト指名予想をしてみます。
2021年注目の大学生のドラフト候補~投手編~(ドラフト直前予想)
2021年の注目の大学生投手のドラフト指名予想をしてみます。
2021年注目の大学生のドラフト候補~野手編~
2021年の注目の大学生野手のドラフト指名予想をしてみます。
2021年注目の社会人のドラフト候補~投手編~(ドラフト直前予想)
2021年の注目の社会人投手のドラフト指名予想をしてみます。
2021年注目の社会人のドラフト候補~野手編~(ドラフト直前予想)
2021年の注目の社会人野手のドラフト指名予想をしてみます。
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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コメント

  1. 個人的には畔柳の評価は大分低く見ていたので5位でも高いなとさえ思って見ていました。色んな意味で柿木と被ります。
    市川は順位縛りがあったのでは?と推測。