桐朋高校の森井翔太郎選手選手がメジャー挑戦を決めた事で、ドラフト1位候補が1人消えたと日刊スポーツが報じている。
「NPB志望なら12人に入った」
日刊スポーツでは森井翔太郎選手のメジャー挑戦の記事と共に、ドラフト1位候補が1人消えたと報じている。
今年のドラフト会議は”1位入札の候補者が限られる”、”例年なら3位4位評価の選手軍に候補者が多い”としており、パ・リーグのスカウトが「現状、2人にかなりの数が集中してもおかしくない」と、明治大の宗山塁選手と関西大の金丸夢斗選手に指名が集中すると判断しているという。他にも青学大・西川史礁選手と愛知工業大の中村優斗投手も有力な1位候補となっている。
一方で、「1位の12人が簡単に揃わない」とし、報徳学園の今朝丸裕喜投手や神戸弘陵の村上泰斗投手、福岡大大濠の柴田獅子選手、花咲徳栄の石塚裕惺選手も「彼ら全員が高確率で1位かというと、確証は持てない」と話すセ・リーグのスカウトもいるとした。その上で、今回、メジャー挑戦を表明した森井選手について「もしNPB志望なら12人に入った」と断言する球団も複数あったという。おそらく森井選手も西武などを中心にここのグループ中にいた選手だろう。
評価がまとまってのドラフト1位候補は、おそらく宗山選手と金丸投手の2人、そして西川選手、中村選手もリスクを指摘するポイントもあるが1位指名で反対は少ないだろう。高校生投手については評価が大きく分かれると見られ、ある球団が1位候補と判断した選手を3位4位と評価する球団もいるだろうし、球団内のスカウト間でもそれは起こり得る。
他に、法政大の篠木健太郎投手、大商大の渡部聖弥選手を加えてもまだ10人で、まだプロ志望するかどうかわからないが東海大相模の藤田琉生投手、他にも前橋商の清水大暉投手などの将来性を高く評価したり、健大高崎・箱山遥人捕手や金沢の斎藤大翔選手、豊川のモイセエフニキータ選手をポジション的に優先したり、またはNTT西日本の伊原陵人投手や日本生命の石伊雄太捕手を即戦力として優先したりしながら、ドラフト1位12人が決まっていくと見られる。
1位指名で抽選を外すと、1位2位級の選手が獲得できないことにもなるため、12球団のうち半数は単独1位指名を狙って篠木投手や村上投手、石塚選手などの指名を公表してくるかもしれず、10月に入ってからの各球団の動きが注目される。
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