2025年を迎えまして、今年のドラフト1位候補12人を挙げてみます。
ドラフト1位12人予想
現時点で1位指名有力と見られるのが創価大の立石正広選手と東北福祉大の堀越啓太投手。ともに野手のナンバーワンスラッガーと、150キロを超すリリーバーとして即戦力と評価できる。
この二人に続くのが青山学院大の中西聖輝投手、中京大の高木快大投手、トヨタ自動車の後藤凌寿投手が、球速、特徴、そして実績もあり、即戦力投手として評価されそうだ。
残りの7人を選ぶのは難しい。候補としてはまず高校生の健大高崎・石垣元気投手、大阪桐蔭の森陽樹投手が実力通りならば1位に入ってきそうだ。特に石垣投手は昨年1年間、春、夏、秋と投げきったこともあり昨年のドラフト会議でも上位に入っても良い活躍だった。昨年の疲労を残さないことと、昨年よりも成長点を見せることができるかが評価のポイントとなるが、無事に1年を通してくれただけでも1位指名でゴールにたどり着きそうだ。
森投手はこれまでの大阪桐蔭の右腕投手と同じく、1年時に注目されるもやや伸び悩みという印象。センバツ後の5月くらいにどのくらい伸びてくるかに注目したい。
高校生投手では東海大相模の福田拓翔投手や宮内渉吾投手が注目。福田投手は昨年の藤田琉生投手のように5月くらいに一気にブレークしてくるかもしれない。宮内投手は193cmでトレンドの高身長右腕、慶応大に進学というような可能性もあるがどうなるか。
大学生投手では日本大の市川祐投手、早稲田大の伊藤樹投手、東洋大の島田舜也投手、明治大・高須大雅投手、仙台大・渡辺一生投手、亜細亜大の齊藤汰直投手が挙げられる。
市川投手と伊藤投手は150キロ近い速球を投げ、投球術で勝負するタイプ。純粋にリーグの成績がアピールポイントとなりそうな投手で、とにかく勝ち星を積み重ねたい。DeNAなどセ・リーグの球団が好きそうなタイプで、外れ1位で指名されそうなイメージ。
東洋大の島田投手は大きなエンジンの高出力右腕、明治大の高須投手はスケール十分の投手で、日本ハムなどパ・リーグが好みそうなタイプ。渡辺投手は気性面のコントロールができれば、投げる球はドラフト上位級左腕と言える。亜細亜大の齊藤投手は中西投手と同等くらいの力があり、バランスも良い。昨秋も含めてシーズンを通して投げられれば1位指名評価となるだろう。
社会人投手では日本通運の冨士隼斗投手を推す。大学時代からその速球は注目されているが、社会人1年目でその速球のキレは社会人投手屈指だろう。弟が先にプロ入りし、2年目に更にブレークしそうだ。
投手ばかり挙げてきたが、近年は野手が高く評価される傾向にある。法政大の松下歩叶選手、明治大の小島大河捕手、近大の野間翔一郎選手と各ポジションに楽しみな選手がおり、高く評価されてくるかもしれない。
社会人もENEOSの有馬諒選手は捕手として経験を積んでおり、打撃でアピールできるようになれば評価は高まるかもしれない。内野手では石井巧選手とENEOSの松浦佑星選手が打撃や足で注目されるが、いずれの2位くらいの指名という印象。逆にJFE西日本の田中多聞選手やSUBARUの海老根優大選手、ENEOSの村上裕一郎選手はハードパンチもでき、身体能力の高い選手で、一気に評価を高める爆発力がありそうだ。
高校生遊撃手は2年連続で1位指名選手が出ているが、来年は現時点では天理の赤埴幸輝選手にセンスを感じる。打撃でアピールができれば評価はうなぎのぼりとなりそう。
大勢名前を挙げたが7人を選ぶと亜細亜大の齊藤汰直投手、日本通運の冨士隼斗投手、法政大の松下歩叶選手、日本大の市川祐投手、健大高崎・石垣元気投手、近大の野間翔一郎選手、明治大・高須大雅投手とする。
高校生と大学生の野手に新星が登場して欲しいのと、田中多聞選手に期待したい。
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