秋に158キロを計測して話題となった健大高崎の石垣元気投手は、出身の地元北海道の日本ハムに「入りたいなとも思います」と話した。
速球を磨く
昨秋の関東大会で158キロを計測したが、石垣元気投手は「158キロは本当に出ていない。」と話し、相手も「思ったよりも速くないと感じていると思う」と自分のまっすぐを分析する。自己最速を154キロと認識しており、「まずセンバツで155キロ。最速は154キロなので1キロ更新したい。そうすれば、プロからの見方も変わるし、自分のモチベーションも上がる。夏には160キロを投げたいです」と話した。
速球派として昨年のドラフト会議の段階で、今年の候補だったとしても指名されたのでは、とプロも評価する。石垣投手も進路を「プロ一本」とした。そして北海道登別市出身の石垣投手は地元の北海道日本ハムについて、「入りたいなと思います」と話した。
「雪が恋しいです」と話す石垣投手、地元球団に憧れを持つ。そして北海道出身で日本ハムでエースとして活躍する伊藤大海投手の投球を研究し、「直球の質、変化球の制球力も良くて、どの球でもカウントを取れる。そこが一番すごいと思っています」と話す。
177cm75kgと体は大きくない石垣投手にとって、176cmの伊藤投手は非常に参考になるに違いない。11月30日に行った横浜隼人との練習試合では「変化球を多めに投げた。精度を高めることをテーマに、ほとんどストライクを取れていい感覚で終われた。あとは直球の質、打たれない直球をこの冬磨いていきたい」と話す。
年末年始は北海道に帰省し、「ジンギスカンを食べたい」と話す石垣投手、地元・日本ハムとの縁がしっかりと結ばれるか、行方を見守りたい。
北海道カルテットでセンバツ連覇へ
関東大会でも準優勝をした健大高崎は、センバツ出場は当確となっている。チームには石垣投手の他に、145キロ左腕の下重賢慎投手も釧路シニア出身、遊撃手の加藤大成主将と左腕の山田遼太投手は札幌新琴似シニアで、北海道出身カルテットでセンバツ連覇を目指す。
北海道からは近年、大阪桐蔭は花咲徳栄など全国の強豪に進む選手が多く、冬は寒いものの、夏は本土に比べて野球をしやすい環境にある北海道の選手が、全国で活躍をしている。
「夏の160キロ」今秋ドラ1候補石垣、日本ハムへアピール ー スポニチ北海道版紙面
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