米大リーグのブルージェイズが、昨季まで四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスでプレーしていた金城朋弥投手(23=日本文理大)と契約を結ぶ見通しであることが6日(日本時間7日)、分かった。最速161キロを計測した爆速右腕は、身体検査を経てマイナー契約を結ぶ見込み。ブルージェイズには今季から岡本和真内野手(29)も所属しており、ドジャースのように日本人選手の注目度が増している。
独立リーグが生んだ161キロ右腕、米記者が公表
金城朋弥投手の最大の武器は、何と言ってもベース板を突き抜けるような剛直球だ。高知ファイティングドッグスの公式情報によると、その球速は日本人トップクラスの「161キロ」を記録。この出力がメジャー球団のスカウト陣の目に留まった。全米野球記者協会に所属するフランシス・ロメロ記者は自身のSNSで投稿している。
「日本人右腕の金城朋弥が、ブルージェイズと契約合意した。身体検査を待っている。金城は23歳で、最速97マイル(約156キロ)、チェンジアップ、カーブ、シンカーを投げる。」
沖縄から大分、高知、そしてウィンターリーグで掴んだ「アメリカンドリーム」
金城投手のこれまでの歩みは、不屈の二文字に集約される。沖縄県の中部商高ではエースとして活躍し、日本文理大進学後も着実に力を蓄えてきた。荒々しいフォームから勢いのある151キロの速球を投げていた。そして卒業後は高知ファイティングドッグスに進み、161キロを記録していたが、昨季限りで退団となっていた。
それでも野球に対する情熱が消えることはなく、昨年11月から12月にかけては、地元・沖縄で開催された「ジャパン・ウィンターリーグ」に参加。先発ではあまり良い結果では無かったが、リリーフに変わると出力の高い球を投げ、プレーオフでは3回1安打2奪三振無失点の投球を見せている。その投球が、MLB球団のスカウトに伝わった。
速球派投手として評価されていたものの、日本のドラフト会議では日本文理大時の2024年にプロ志望届を提出したものの指名は無く、独立リーグ1年目の昨年も指名は無かった。しかし、諦めない姿勢で独立リーグからMLBとの契約という、日本野球界でも数少ない「アメリカンドリーム」を現実のものとした。
岡本和真選手も獲得、ブルージェイズの戦略
ブルージェイズは日本人選手との縁は深い。マイケル中村投手、大家投手、五十嵐亮太投手、川崎宗則選手、青木宣親選手、山口俊投手などが所属し、最近では菊池雄星選手、加藤豪将選手もプレー、そして今年からは巨人から移籍した岡本和真選手がプレーしている。大谷翔平選手についてもエンジェルスからの移籍時に獲得候補として最後まで残った球団で、昨年はその大谷選手や山本投手のいるドジャースとワールドシリーズ決勝を戦ったのは記憶に新しい。
金城投手にとってはこれ以上ない心強い環境といえる。まずはマイナーリーグからのスタートが予想されるが、圧倒的な球速があれば、中継ぎやクローザーとして早期のメジャー昇格を果たす可能性も十分に考えられる。沖縄出身で寒いカナダの地で体と腕を壊さず、161キロの速球を見せつけたい。
【金城 朋弥】 プロフィール
- 氏名: 金城朋弥(きんじょう・ともや)
- 所属: 高知ファイティングドッグス(昨季まで)→ブルージェイズ(マイナー契約見込み)
- 出身: 沖縄県(中部商業高-日本文理大卒)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 主な特徴や実績: 独立リーグ・高知で最速161キロを計測した剛腕。2025年冬のジャパン・ウィンターリーグでの活躍によりMLBスカウトから注目され、2026年4月にブルージェイズとの契約合意が報じられた。チェンジアップ、カーブ、シンカーを操る本格派。









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