横浜DeNAは、ドラフト5位で指名したヤマハ・池谷蒼大投手に、吉田球団代表補佐、中川スカウトが指名あいさつをした。
左腕投手陣に負けず
指名あいさつを受けた池谷蒼大投手は「本当に自分がプロにいくんだなという思いが芽生えてきた。DeNAは左腕が多いが、負けずに1年目から1軍で投げることを目標にやっていきたい」と話した。
横浜DeNAは、今永投手、石田投手を筆頭に、濱口投手、東投手、坂本投手とドラフト1位、2位で入団した豊富な左腕投手陣がいる。お互いに教え合い、吸収をする環境がある中で、1軍枠の争いを想定しているが、故障などによりなかなかそろわない状況にもなっている。
池谷投手もこの左腕投手陣に加わるが、吉田代表補佐は「両手両足をダイナミックに使い、素晴らしい直球を投げる。チェンジアップも投げ、補強ポイントだったセットアッパーに適しているかな」と、リリーフ投手として想定をしており、やや結果が出せなくなっている砂田投手のポジションを奪いにいく形となりそうだ。池谷投手は「いろんな投手から吸収しながら、その上で負けないように頑張りたい」と話した。
そして、同学年でリーグを代表するバッターに成長した村上宗隆内野手に、「同世代で刺激を受けた選手。自分の直球がどれだけ通用するか楽しみ」と話した。強打の左打者に、切れ味鋭い真っすぐでインコースをえぐりたい。
27日からは都市対抗本戦が開幕し、1回戦で日立製作所と対戦する。高校卒で3年でプロ入りをかなえたヤマハに、「会社に貢献するために全力で準備したい」と話した。

この日、池谷と初めて顔を合わせた吉田顧問は「負けん気の強そうな顔をしている」と笑顔。印象について「両手両足をダイナミックに使い、素晴らしい直球を投げる。チェンジアップも投げ、補強ポイントだったセットアッパーに適しているかな」と話した。
今季28本塁打を放っている村上とは同世代。「テレビで見て刺激を受けている。日本を代表する打者に自分のストレートがどこまで通用するか試してみたい」と目を輝かせた。
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