専修大で最速152キロの速球を投げ、ドラフト上位候補に名前の挙がる西舘昂汰投手が駒澤大戦で先発し、7球団15人のスカウトが視察した。
「野球人生において痛いもの」
ドラフトも間近に迫ったこの日、ドラフト上位候補としてこの日も7球団15人のスカウトが視察に訪れる中で西舘昂汰投手が先発した。
雨が降り続き、マウンドのぬかるんでいた中での投球で、ストレートは自己最速タイの152キロを記録したものの、3回には2アウト満塁の場面で左中間に走者一掃の2ベースヒットを打たれた。「勝負球が全部当てられて甘くいったところを打たれるのが今日はきつかった」と肩を落とした。
それ以降はツーシームを織り交ぜる投球で無失点に抑えたものの、この3失点が響き、0-3で敗れた。昨年秋に1部2部入れ替え戦で対戦している相手、その時は運命の第3ラウンドで西舘投手が先発したものの、2回途中でKOされた。この日もリベンジを果たせず、「一度やられた相手には、やられたくない。一人の男として、同じ相手に負けることは、あってはならない」と話した。
またこの日は10月26日のドラフト会議が迫る中でスカウトも注目する登板だったが、「ドラフトも近い。プレッシャーもあって力んでしまった。」と話し、「この負けは僕の野球人生において、痛いもの」と話した。
それでもスカウトからの評価は高い。視察した横浜DeNAの河原スカウティングディレクターは「いい馬力をしている。出力も高い。くせ球の真っすぐが相手にはイヤらしい。上位候補。いい順位でかかる」と話し、ドラフト上位候補と断じた。
188cm92kgと今年のドラフト上位候補に名前の挙がる投手の中で、体が最も大きく将来性、潜在能力の高さも加味されて評価される事になりそうな西舘投手、ドラフト会議では1位か2位で指名となりそうだ。
DeNAの河原スカウティングディレクターは「いい馬力をしている。出力も高い」と評価した。
DeNAの河原スカウティングディレクターは「馬力がある。くせ球の真っすぐが相手にはイヤらしい。上位候補。いい順位でかかる」と話した。
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