【更新】広島カープがスカウト会議、長打力の素質持った選手を探す

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広島カープは1月10日に2020年の1回目のスカウト会議を開き、今年のドラフト候補274人をリストアップした。長打力の素質を持った選手を探す方針を確認した。

大学生スラッガー内野手をリストアップ

広島はこの日、274人のドラフト候補をリストアップし、8人を映像で確認した。田村スカウト課長は「現状で脚力のある若い選手が増えてきた。投手はもちろんですけど、長打力の素質を持った選手を探していこうという形です」と話し、投手と共に長打力のある選手の獲得を、今年の方針として確認した。

上位候補には
中京大中京・高橋宏斗投手
東海大・山崎伊織投手
トヨタ自動車・栗林良吏投手
近大・佐藤輝明内野手
中央大・牧秀悟内野手
の名前が挙がったと報じられた。

高橋投手はやや制球に課題があるものの、148キロの速球と変化球を使える投手、山崎投手は153キロの速球と伝家の宝刀スライダーを持ち、岡田投手をひと回り良くした感じ。栗林投手は153キロの速球とフォークボールで、ウインターリーグでプロ若手から三振を奪いまくり、1軍クラスと評価される。

佐藤選手は大学のリーグ戦で11本塁打を放っており、関西学生リーグ記録を更新しそうな左のスラッガーで、球を呼び込んでポーンとスタンドまで運んでいく。足がある他、外野以外にサードも任せられる。牧選手は侍ジャパン大学代表の4番で、見た感じ体が大きくスラッガーと感じさせないが、素直にバットが出て、しかもスタンドまで飛んでいく。チャンスにめっぽう強く、セカンドやショートを守れるスラッガーとしても注目される。

投手では上記の他に、明石商・中森俊介投手、苫小牧駒大・伊藤大海投手、早稲田大・早川隆久投手、慶応大・佐藤宏樹投手など、長打力の素質のある選手としては、東海大相模・西川僚祐選手、花咲徳栄・井上朋也選手、上武大の古川裕大選手などが今後、挙げられてくるのではないかと思う。

長打力のある選手の獲得を狙うのは、やはり鈴木誠也選手のメジャー挑戦やFA移籍を考えての事だろう。広島カープはセリーグ3連覇に主軸として貢献した丸選手が2018年オフに巨人に移籍し、2019年のシーズンは4位となった。そして鈴木選手も、東京出身で小さな頃から巨人にあこがれていた、また昨年のプレミア12で侍ジャパン代表の4番として活躍を見せた事で、メジャー挑戦についての話を球団とした事について「言えません。察してください」と示唆している。FAならば2022年、ポスティングでのメジャー移籍ならば、今年、あるいは2021年となる。これまでも金本選手、新井選手など主軸が流出しているが、鈴木選手の流出は非常に大きく、スラッガーの育成は待ったなしの状態と言える。

また、広島カープは2018年に小園海斗選手、昨年は宇草孔基選手を獲得し、足のある選手はそろったと判断しているようで、今年のドラフトで注目される中央大の五十幡亮汰選手にはあまり興味を示さないかもうしれない。明石商の来田涼斗選手も俊足のある1番バッタータイプだが、昨年センバツで先頭打者弾&サヨナラ弾を放つなど長打力もある選手でマークはされそうだ。

次回のスカウト会議は5月に行われ、主にセンバツや春の大学リーグ、社会人でチェックした選手のリストアップと絞り込みを行う。

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広島市南区の球団事務所で広島は今年初のスカウト会議を開き、274選手をリストアップ。このうち8選手を映像で確認した。「投手はもちろんだが、長打力のある打者を探していきたい。今後育てていくためにも」と田村恵スカウト課長。

上位候補として、社会人NO・1右腕のトヨタ自動車・栗林良吏(りょうじ)投手(23=名城大)、近大・佐藤輝明内野手(3年=仁川学院)、東海大・山崎伊織投手(3年=明石商)、中央大・牧秀悟内野手(3年=松本第一)、中京大中京・高橋宏斗投手(2年)らの名前が挙がったとみられる。

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