阪神は1月10日に2020年の第1回目となるスカウト会議を開き、ドラフト会議の指名候補約150人をリストアップした。
方針はこれから
スカウト会議を終えた畑山統括スカウトは、「これからチーム状況などを確認してから」と話し、指名方針についてはリーグ戦の状況を見てから決めていくとした。
阪神は昨年の第1回目のスカウト会議(1月12日)で、同じく約150人をリストアップしているが、「上位候補になり得る投手が何人かいる」と話し、「西君もそうですけれど、佐々木君、及川君、奥川君、どの球団も上位候補で出てくるでしょう。うちもそういう形になるでしょうね」と創志学園・西純矢投手、星稜・奥川恭伸投手、大船渡・佐々木朗希投手、横浜・及川雅貴投手の名前を挙げていた。
しかし、今年は昨年のように、この時期から大注目している候補はいなかった様子で、畑山統括スカウトは「高校生はこれから伸びてくる。そういったところをしっかりチェックしてほしい」と、これから伸びてくる選手が出てくることを期待した。
昨年は佐々木投手、奥川投手を中心にBIG4を徹底マークし、ドラフト会議では西投手と及川投手を獲得している。今年はどのようなドラフト戦線となっていくのか、注目される。
○昨年の1回目のスカウト会議
昨秋ドラフトでは1位の西純ら甲子園のスター選手を多く指名したが、畑山統括スカウトは「(今年の指名方針は)これからチーム状況などを確認してから」と説明。前回の佐々木朗希(ロッテ)のような目玉選手は少ないが「高校生はこれから伸びてくる。そういったところをしっかりチェックしてほしい」と各スカウトに伝達。好素材を見逃さない態勢で準備する。
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