広島カープは3月16日に、マツダスタジアム内の球団事務所で今年最初のスカウト会議を開いた。各スカウトより候補が紹介、合計286人をリストアップした。
絶対ドラ1だという選手はいない
スカウト会議では高校生が147人、大学生が104人、社会人35人の、合わせて286人がリストアップされた。しかし、上位候補としてリストアップされる選手はおらず、ビデオを使って確認も今回は行わなかった。
白武スカウト部長は「1位は即戦力をできれば取りたい。即戦力は1人、大学か社会人か。ただ、絶対ドラ1だという選手はいない。2から4位ぐらいの選手はいても絞りきれないので各スカウトは名前が出なかった」と話し、即戦力の選手をドラフト1位で指名する方針を話した。
また、「外野の右がいないので、そこも育てたい」と話し、昨年に続いて右の外野手の獲得を目指す方針も明らかにした。カープは鈴木誠也選手が退団し、昨年のドラフト会議でも右の外野手の獲得を目指していた。ドラフト3位で中村健人選手、6位で末包昇大選手と社会人の右の大砲2人を獲得したが、まだ不足していると分析しているようだ。
ドラフト1位指名については、投手・野手には絞っていないという。今年のドラフト会議は、現時点ではまだ主役不在で、現時点で確実にドラフト1位と言えるのは早稲田大の蛭間拓哉選手だけかもしれないが、スカウト会議で蛭間選手が上位候補に挙がらなかったということは、左の外野手は補強ポイントに入っていない可能性が高い。
これから高校、大学、社会人のカテゴリで本格的に大会が始まり、そこで登場した投手を中心に、ドラフト1位指名候補がリストアップされてくると見られる。

白武佳久スカウト部長は「1位は即戦力をできれば取りたい。ただ、絶対ドラ1だという選手はいない。2〜4位ぐらいの選手はいても絞りきれないので各スカウトは名前が出なかった」と説明。強打の右打ち外野手も補強ポイントとして確認した。

白武佳久スカウト部長(61)は「(ドラフト)1位はできれば(投手、野手を問わず)即戦力を取りたい。即戦力は1人、大学か社会人か。外野の右(打者)がいないので、そこも育てたい」と構想を語った。
コメント