広島カープは9月28日に広島市内の球団事務所で4回目のスカウト会議を開き、大学、社会人のドラフト指名候補を41人に絞り込んだ。また、ドラフト1位指名は即戦力投手を指名することを決定し、大学生投手4人の名前を挙げた。
くじを引いてでも
白武スカウト部長はスカウト会議後に「基本は即戦力のピッチャーになる。1位になる選手が7、8人いる。現場も先発が欲しいんじゃないかと思う。くじを引いてでも即戦力を取りにいこうと話をしている」と話し、即戦力投手をドラフト1位で指名することを明らかにした。
この日は大学・社会人のドラフト指名候補の評価づけを行い、全体では41人に絞り込み、その中でドラフト1位候補の投手を7,8人とした。白武スカウト部長は、「ピッチャーは何人いてもいいですし、ケガをすると大きいケガになる。大学の即戦力のピッチャーがいることだから、うちもそこに乗っていこうかなという感じかと思います」と続け、大学生投手の1位指名が有力となる。
その中で、常広羽也斗投手(青山学院大)、下村海翔投手(青山学院大)、西舘勇陽投手(中央大)、西舘昂汰投手(専修大)の4人の名前を具体的に挙げた。他の候補としてはこれまで、細野晴希投手(東洋大)、岩井俊介投手(名城大)、上田大河投手(大阪商業大)、草加勝投手(亜細亜大)、村田賢一投手(明治大)投手を高く評価しており、この内の4人が1位候補に入っていると思う。
白武スカウト部長が「くじを引いてでも」ということから、抽選で外した場合の1位指名まで考えていると見られ、最初に常広投手や西館勇投手を指名し、抽選で外した場合には、西館昂投手や岩井投手、草加投手などを指名するのではないかと予想する。
広島は8月20日の第3回スカウト会議で高校生の候補を31人に絞り込み、花巻東の佐々木麟太郎選手と大阪桐蔭の前田悠伍選手をドラフト1位候補としていた。次回は10月13日にスカウト会議を行い、全体的な1位指名を決定するが、この日の即戦力投手の1位指名の結論により、この二人の指名は見送られる事になったと考えて良いだろう。







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