阪神大学リーグでは、大阪産業大の148キロ右腕・松田啄磨投手が、甲南大を9回4安打10奪三振で完封し、視察した東北楽天のスカウトも高く評価する投球を見せた。
スカウトにアピール
松田啄磨投手は大冠高校出身の右腕で、186cmの長身から148キロの速球を投げる。今年春のリーグ戦で7勝を挙げてプロが注目し、今後、プロ志望届を提出する予定だ。
リーグも終盤に差し掛かったこの日の甲南大戦で先発すると、6回まで毎回奪三振でノーヒットピッチングを見せる。7回に初安打から連打でノーアウト1,3塁としたが、このピンチを打ち取って切り抜けると、9回を投げ切って4安打10奪三振で完封した。「序盤からテンポ良くストライク先行でいけてて、三振も取りたい場面でしっかり取れていたのですごく良かった」と話した。
プロ入りを目指す。「毎試合が就活。何とかスカウトの方にアピールできたら。勝っていい結果を見てもらえたら」と話している。この日は東北楽天の愛敬スカウトグループマネージャーが視察したが、「将来性が楽しみなピッチャー。体を鍛えればよくなる。コントロールがいいので、どれくらい体が強くなるか」と評価した。
「序盤がダメだったので、もっといきたい気持ちはあった。終わったことは仕方がないのでここから最後までできることをやって勝つだけ」と話し、今季序盤の不調を挽回すべく、大学野球最後の、そしてドラフト会議に向けた投球を見せる。
目指すはプロの舞台。「毎試合が就活。何とかスカウトの方にアピールできたら。勝っていい結果を見てもらえたら」と意気込む。視察した楽天愛敬アマスカウトグループマネジャーは素材型の投手だと話し、「将来性が楽しみなピッチャー。体を鍛えればよくなる。コントロールがいいので、どれくらい体が強くなるか」と今後に期待する。
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