中日は10月12日にナゴヤ球場に隣接する独身寮・昇龍館でスカウト会議を開き、立浪監督も秋季練習の合間に約1時間参加した。
野手1位指名も
この日のスカウト会議では、各スカウトから球団幹部に指名候補選手のプレゼンが行われ、ドラフト1位指名候補には投手・野手14人がリストアップされた。
立浪監督は「今日は上位に予想される選手のリストを見せてもらった。具体的に誰に行くという話しはしていないけど、今年は大学生に右も左も良い投手がいるということでした。」と話し、「どこもそうなるんじゃないですかね」と感想を述べた。
ただし、投手だけでなく野手も1位候補に含まれた。「1位はまだピッチャーにすると決めたわけじゃない。競合とかもあり、全体としては内野手も当然いる。捕手も人数的に欲しい。言ってしまえば全部欲しい。ウチのチームはドラフトで補強していかないといけない。すごく大事になる。期間もあるのでもうちょっと考えます」と話し野手の1位指名にも含みを残し、「球の力とかコントロールとか。スカウトの意見を参考にして決めていきたい」と話した。
松永スカウト部長は「一番良い選手となれば競合すると思う」と話し、この14人の中で一番良いと評価した選手に、強豪覚悟で行く可能性を示した。
ドラフト1位候補14人を予想してみると、6月に行われたスカウト会議でドラフト上位として挙げられた大学生の青学大の常広羽也斗投手、下村海翔投手、亜大・草加勝投手、中大・西舘勇陽投手、東洋大・細野晴希投手、専大・西舘昂汰投手、桐蔭横浜大・古謝樹投手はそのまま残っていると見られ、他にも国学院大の武内夏暉投手も入っていると見られる。また、地元の大学生としてリストアップした名城大・松本凌人投手、岩井俊介投手も含めると10人、そして高校生では享栄の東松快征投手と大阪桐蔭の前田悠伍投手が残っていると見られ12人となる。
野手ではこれまで高く評価している広陵の真鍋慧選手と上田西の横山聖哉選手、そしてENEOSの度会隆輝選手、明治大の上田希由翔選手も候補に入ってくるのではないかと見られ、また立浪監督が捕手についても挙げている事をみると、上武大の進藤勇也選手も入っている可能性もある。この合計17人の中の14人がリストアップされているのと予想するがではないかと思うが、個人的には松本投手と横山選手、度会選手を除いた14人ではないかと思う。
立浪監督は昨年は自らも積極的にドラフト候補選手の視察を行ったが、今年はそれを封印し秋季練習に専念し、映像のチェックにとどめるという。次回の会議はドラフト直前の10月25日で、他球団の動向も踏まえてそこで1位指名が最終決定される見通し。昨年はドラフト前に仲地投手の1位指名を公表していたが、今年は公表されたとしてもギリギリとなりそうだ。



出席した立浪監督は「きょうは上位に予想される選手のリストを見せてもらった。具体的に誰にいくという話はしていないけど、今年は大学生に右も左も良い投手がいるということでした。どこの球団もそうなるんじゃないですかね」と話した。



コメント