東北楽天が地元東北の星、ドラフト6位・横山貴明、ドラフト7位・相原和友投手に指名あいさつ

早大, 相原和友, 七十七銀行, 横山貴明

 東北楽天は地元で、福島県浪江町出身のドラフト6位、早稲田大の横山貴明投手と、宮城県仙台市出身のドラフト7位・相原和友投手に指名あいさつを行った。

浪江町出身の148km/h右腕

 横山貴明投手は福島県の浪江町出身で、実家は東日本大震災での福島原発事故の影響で立入りが制限され、喜多方市で暮らしている。横山投手は聖光学院でエースとして甲子園でも活躍すると、早稲田大ではリーグ戦2勝もリリーフとして、3年秋にはリーグ戦12試合連続無失点に抑えるなど、安定した投球を見せている。

 横山投手は「1年目からどんどん投げたいし、山本昌さんのように長く活躍したい」と話した。チームに手薄なリリーフとして実力は十分になる。聖光学院投手の特徴である伸びるストレートとフォークボール(スプリット)をますます磨いて、今度は先発投手に負担をかけるのではなく、リリーフで日本一になったといわれるような活躍を見せて欲しい。

東稜高校出身の186cm左腕

 相原和友投手は東稜高校出身。東稜高校は宮城県内では強豪でトーナメントでも最後の方まで残るのだが、仙台育英や東北高校の壁があった。しかし秋季大会では東北大会で決勝まで勝ち進み、センバツ大会に出場を確実にしている。相原投手は「東陵が甲子園に出るだけで、勇気がもらえると思う。自分はKスタで投げることが高校への恩返しになる」と話し、母校の為に1年目の開幕から勝負する事を誓った。

 相原投手は186cmの大型左腕で、球速は130km/h台だが、大きなカーブとインコースに投げるストレートの緩急がすばらしく、昨年の都市対抗ではオリックスなど複数のプロスカウトが高い評価をしていた。今年、思ったような投球ができなかったのが残念んだが、楽しみな投手だ。

 同じ浪江で生まれた名物焼きそばに負けない。横山は「1年目からどんどん投げたいし、(中日の)山本昌さんのように長く活躍したい」と宣言。最速143キロの直球と鋭いフォークを武器に、即戦力として、また息の長い選手として“太く長い”活躍を目指す。

 “太く長く”で思い浮かぶのは、横山の地元・浪江町名物の「なみえ焼そば」だ。うどんのような太いめんが特徴で、前日10日に愛知・豊川市で行われたご当地グルメの祭典、B―1グランプリで1位を獲得し、有名となった。横山も幼少時から慣れ親しんでおり、「(一般的な細めんの焼きそばを)最初に食べたとき、おいしくないなと思った」と苦笑い。「しばらく食べていないので食べたい」と表情を崩した。

 緊張で顔をこわばらせた相原は、初センバツ切符が決定的な高校の後輩の話題になると表情を少し緩ませた。「東陵が甲子園に出るだけで、勇気がもらえると思う。自分はKスタで投げることが高校への恩返しになる」。後輩に負けない奮闘で宮城を盛り上げるつもりだ。

 186センチ左腕は、ストレートは130キロ台中盤だが、持ち味は変化球。スライダーとカーブに、社会人で覚えたシンカー、チェンジアップ、カットボールで打者を幻惑する。上岡スカウトは「各球種の球速差が少なく、12球団でも似たタイプはいないんじゃないか。星野監督も映像を見て『ええやないか。使えるな』と言っていました」と地元出身の即戦力候補に期待を込める。


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