東北楽天は、育成ドラフト3位で指名した東海大山形の大河原翔選手と、支度金300万円、年俸250万円で入団に合意したと発表した。
高校通算31本塁打
大河原翔選手は千葉県出身で、ドラフト1位で指名された吉野創士選手とは、小学生時代に千葉市選抜として、マリーンズジュニアに選ばれていた吉野選手と対戦したことがある。その吉野選手は昌平高校で高校通算57本塁打を放ち、ドラフト1位で指名されたが、大河原選手も東海大山形で31本塁打、グラウンドの防球ネットを越えていく打球が注目されていた。
大砲の獲得を目指した東北楽天が最初に吉野選手を指名し、育成ドラフトの最後に大河原選手を指名した。吉野選手について「これから仲間になって、そしてライバルにもなっていく。そこは勝負に勝っていけるようにしていきたい」と話す。
ドラフト1位と育成ドラフト、プロのスタートラインは決して同じとは言わないが、同じファームのグラウンドで吉野選手よりもより遠くへ飛ばし、より多くの柵越をみせれば、その距離は確実に縮まっていくだろう。「まずは支配下登録されて、1軍で活躍できるように」と話す大河原選手の活躍を期待したい。

ドラフト1位の吉野創士外野手(18)=昌平高=とは同じ千葉出身で、右打ち右投げ。浅村に憧れを持つなど共通点が多い。高校通算57発の吉野に対して、自身も同31発と将来の大砲候補と期待される。小学生時代には千葉市の選抜チームの一員として吉野が所属していたマリーンズジュニアと対戦した記憶を思い出しつつ、「これから仲間になって、そしてライバルにもなっていく。そこは勝負に勝っていけるようにしていきたい」と対抗心を燃やした。
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