大谷翔平選手はメジャーか北海道日本ハムか、スポーツ紙の判断がまた分かれる

大谷翔平, 花巻東

 北海道日本ハムの栗山監督と花巻東・大谷翔平選手の面談が実現し、「良い判断材料をいただいた」と話した大谷投手、近日中に決断をするというが、その決断について、またスポーツ紙の判断が分かれた。

 ドラフト会議前にメジャーか国内かで、ニッカンスポーツは「メジャー表明」、スポーツ報知が「国内表明」で分かれ、結果、メジャー表明をしたことでニッカンスポーツに軍配が上がった。そして今度は、ニッカンスポーツとスポーツニッポンで意見が分かれている。

 前回勝利したニッカンスポーツは1面で「大谷、ハム入り」と報道し2面も使っているのに対し、スポーツニッポンは2面で「大谷、揺るがず、メジャー近日中表明へ」と報道した。スポーツニッポンはドジャース入りをかねてから報道しており、ドジャースへの思いが強いという判断だろう。

 ニッカンスポーツでは大谷投手の言葉として「メジャーで長くトップで活躍したいというのは変わりません」と話したあとに、「そこに行くまで一緒に頑張ろうといわれました。日本球界を選ぶ可能性、そういう道もあると、伝えさせていただきました」と話したとし、北海道日本ハム入りの可能性を示した。

 栗山監督も、全てをぶつけたか?の質問に「伝わった実感はある」と話し、「日本の選手ってすごいなと思ってもらうために、日本の球団も一つの方法。」と、大谷投手の長くトップでプレーしたいという夢に、日本の球団で成長してからメジャーで長く活躍する道を示した。

 また、その中で北海道日本ハムは「うちの選手達はみんないいやつらだから、そこでやらせてあげたい」と話し、育成プランについても「肉体的なものなど準備する状況を作ってあげたい」と、解説者時代に大谷投手を取材し、体が成長途中にある大谷投手を知っているからこそのコメントも出た。

 一方、スポーツニッポンは「長くメジャーでやりたい」という言葉と、父・徹氏が「ファイターズにもアメリカの方にも迷惑が掛かる。近いうちに本人の意思で回答したい」と話したことについて触れ、意思が揺らいでいないとしている。

 決断は本人の心の中にしか無い。ただし、栗山監督が出馬できた時点で、そして栗山監督に直接質問をしている時点で、心の天秤は北海道日本ハムに傾いているのかなと思う。近日中に最終進路が表明される。

 

大谷ハム入り!栗山V打!次回交渉で表明 - ニッカンスポーツ・コム:2012/11/27

 大谷の日本ハム入りが決定的となった。栗山監督との初交渉で、少しずつ傾いていた気持ちが固まった。「メジャーで長く、トップで長く活躍したいというのは変わりません。『そこにいくまで一緒に頑張ろう』と言われました。日本球界を選ぶ可能性? そういう道もあると、伝えさせていただきました」。次回交渉で、球団側へ入団する意向を正式に申し入れる見通しとなった。

 

 将来的に描いてきた、メジャーでのサクセスストーリーの過程を描き直した。日本ハムが自分自身の将来性を最優先に考えてくれた環境と条件が、心変わりの決め手になった。突出した投手と野手の両面での才能の一方だけではなく、ともに伸ばす可能性を探る「エース兼4番」という規格外の育成プランを提示された。大谷本人が2度目の出席となった前回17日の交渉では、そのために球団が整えている育成システム、受け入れ態勢も説明された。

 指揮官が自ら出馬したのは指名後初めてで大谷も感謝の言葉を口にした。だがメジャー挑戦の意志は固く、日本ハム側との交渉は今回でひと区切りをつけた。近日中にもメジャー挑戦を再度表明するとみられる。

 

 午後7時20分すぎ。大谷は制服姿で、会見場に姿を現した。栗山監督らとの交渉は約1時間。終始、こわばった表情で口を開いた。取材に応じるのは日本ハムとの交渉開始後、初めてだった。「栗山監督は情熱的な方で、素晴らしい話が聞けましたし、自分が考える上での判断材料をいただきました。ありがたかったです」

 
栗山監督とは昨夏の甲子園以来の対面となり「緊張しました」と感想を漏らした。前回17日の交渉時には日本ハム側に質問をしなかった大谷だったが、この日は栗山監督に質問。球団側から以前に渡された資料でメジャーに挑戦した韓国人高校生の成功例がないことについて疑問点をぶつける場面もあったという。

 

 しかし、尊敬する野球人との交渉でも「高卒即メジャー」の思いに変化はなかったようだ。「メジャーでトップの選手として長く活躍したいという夢は変わらないです」。その言葉から、あらためて揺るぎない意志をうかがわせた。

 10月25日のドラフト当日には「(入団の)可能性はゼロです」と語った大谷。あれから1カ月、心境の変化に関する質問に対しては「判断材料を与えていただきました」との文言を繰り返した。

 

 父・徹さんは「ファイターズにもアメリカの方にも迷惑がかかる。近いうちに本人の意志で回答したいと思います」と話し、早ければ今月中にも結論を出す意向を示した。

 

 日本ハムには来年3月31日まで交渉権があるが、現時点で次回交渉の予定はない。大谷は「(栗山監督は)決して説得とかではなくて、自分の立場を親身になって考えてくれました」と感謝した。それでも、自身の夢にブレはない。初志貫徹。再び、メジャー挑戦への強い思いを訴える。


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