巨人、岡崎氏がスカウト部長に就任、チーフスカウトと東西の統括スカウトも置く

巨人は山下スカウト部長が退任し、2015年まで2軍監督を務めていた岡崎郁氏がスカウト部長に就任する。またチーフスカウトを新たに置き、2軍打撃コーチを務めた井上氏が就任するほか、東西の統括スカウトを設置する。

2軍監督からスカウト部長へ

岡崎氏は1979年のドラフト3位で大分商から巨人に入団した。1996年に引退するとヤンキースのマイナーでコーチ留学をした後、2006年から2軍打撃コーチ、2軍ヘッド兼内野守備走塁コーチ、2軍監督を歴任し、2011年には1軍ヘッドコーチに就任した。その後、2013年から2015年までは2軍監督を務めている。

巨人の若手の力を十分に理解し、プロの育成部門で多くの選手を見てきた岡崎氏が、今度はアマチュア選手に視線を向ける。またフロントと現場に間に入り、堤GMや編成部長とともにチームの形を作っていく。

スカウト組織の体制づくり

また堤GMは「スカウトは大事。二重、三重のチェック体制を作ったほうがいいと思った」と話し、体制を変える。これまでなかったチーフスカウトのポストを新設し井上2軍打撃コーチが就任する。岡崎部長をサポートする事になる。また、東西の統括スカウトを設置し、福王2軍内野守備走塁コーチが東日本統括スカウト、武田スカウトが西日本統括スカウトとなる。

2016年に岡崎氏が務めていた編成本部アドバイザーは、チーフプロスカウトというポストとなり、これまでアマチュアのスカウトをしていた藤本スカウトが就任する。

巨人は近年のドラフトでは小林誠司捕手や岡本和真選手などを獲得し、バランスの良い指名をしていたものの、1軍の主力は阿部選手、坂本選手、長野選手と他球団から移籍の村田選手などが固定され、なかなか若手の突き上げがない状態が続いていた。これにはスカウトが悪い、2軍の育成組織が悪い、または1軍でチャンスを与えないことが悪いといろいろな意見が出るが、おそらくはそれぞれの連携の問題と、フロントの方向性が明確でないことが挙げられる。

3軍制を取って育成選手をたくさん指名したり、即戦力投手を集めたり、また今年のオフはFAで3選手を獲得し大きなトレードも行った。フロントが全力で全方面で積極的に動くことは悪くないのだが、広島カープの黒田選手、新井選手の獲得といった若手へ強く影響を与えるような目玉となる補強はできていない印象がある。単に下から上がってこようとしている選手の蓋を閉じているような印象を受ける。

戦力は維持をされ続け、セリーグでは優勝を争うのは間違いないが、ドラフト会議で指名された高校生の選手などが、どのような軌跡をたどるのか注目していたい。

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岡崎氏をトップに、ピラミッド型の新体制でスカウティングしていく。井上2軍打撃コーチがチーフスカウトに就き、その下に福王2軍内野守備走塁コーチ、武田スカウトが、それぞれ東西の統括として就任。各担当スカウトからの情報を集約する。また、山下スカウト部長は球団顧問となり、岡崎氏が務めていた編成本部アドバイザーには、チーフプロスカウトという新たな役職として、藤本スカウトが入る。


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