U18代表、第1次候補選考は6月に変更

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侍ジャパンU18代表は、例年はセンバツ大会の決勝戦前後に行われていた第1次候補の選考を、6月に変更する。

地方の選手をピックアップ

例年、センバツ大会の決勝前後に先行会議を開き第1次候補を発表しているものの、最終的な代表メンバーは、その後の春季大会、夏の大会と甲子園大会で活躍した選手に多く入れ替わっていた。2016年では第1次候補で選ばれた22選手のうち最終メンバーに残ったのは6人、2015年では30人を選考して残ったには10人だった。

侍ジャパンU18日本代表選手一覧 (最終メンバー)
侍ジャパンU18日本代表第1次候補選手

2015年侍ジャパンU18日本代表の選手一覧 (最終メンバーと1次候補を掲載)

センバツ大会終了後だと、まだ高校野球の練習試合が解禁されて1か月くらいしかなく、前年までの実績とセンバツ大会でのプレーを見ての選考にしかならない。その後、春季大会、夏の地方大会、夏の甲子園と大会が続き、最終選考の方ではそれらの大会で活躍した選手を中心に選考をするため、選考の負担は大きくなっていた。

第1次選考を6月にする事でセンバツ大会から春季大会までで選手を一度ピックアップし、夏の地方大会と甲子園大会で最終的なメンバーを決める事になるため、選考の負担はのバランスは良くなりそうだ。また1次選考から甲子園に出場していない選手や3年生以外の選手も選考の対象に入るため、選考の幅が広がることになる。1次、2次での選手の入れ替えはこれまでよりも減ることになりそうだ。

W杯優勝へ

またもう一つ狙いがあると思う。これまでは1次選考が4月上旬だったため1次選考で選ばれた選手に対して、U18代表への取り組み(木製バットでの練習など)をしていくように言うのは早すぎる。今年の代表で木製バットで活躍を見せた静岡高の鈴木将平選手は1次選考では選ばれていないが、7月の夏の静岡大会で敗退すると、U18代表に向けて木製バットで練習を始めていたということで、8月中旬の最終選考を前に代表入りの可能性が高いことが伝えられていたのだと思う。

1次選考が6月となれば、それらの選手には夏の大会で敗れた後に、W杯に向けた取り組みをしておくようにいう事もできる。

侍ジャパンU18代表は今年のアジア選手権では優勝を納めたものの、W杯となると、2012年に大谷翔平投手、藤浪晋太郎投手、森友哉選手がそろったチームで6位、2013年の森友哉選手、松井裕樹投手、安楽智大投手がそろった時で準優勝、そして2015年に日本で行われ、佐藤世那投手や平沢大河選手、オコエ瑠偉選手、清宮幸太郎選手などがそろった大会でも準優勝に終わっている。

最終的には夏の甲子園で力を見せた選手が多く残ることになると思うが、悲願の優勝に向けて選考の方法でも、地方の逸材を広く集めて高校最強のチーム作りを目指す。

2017年度-高校生のドラフト候補リスト

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