元巨人・チーフスカウトの中村和久氏が死去、元木選手、阿部選手獲得

巨人でチーフスカウトを務め、最近はドラフト候補の評価などを新聞や雑誌で行っていた中村和久氏が亡くなった。元木大介選手、阿部慎之助選手などの獲得に尽力した。

元社会人野球監督

中村氏は高田高校から名商大に進み、社会人野球のリッカーでプレーし、1974年に引退すると、リッカーのマネージャー、コーチを経て1982年から監督を務めた。

1982年にリッカーが倒産すると、1985年に巨人のスカウトとしてプロ未経験でスカウトに就任、1990年には元木大介選手、1993年には岡島秀樹投手、1999年には高橋尚也投手などを獲得した。

2000年には中央大の阿部慎之助選手の獲得に成功している。阿部選手は安田学園時代から注目をしており、中央大にも4年間足を運んだ。当時は逆指名ドラフトという事もあり、ヤクルトや西武も獲得を目指したが、毎年行っていた甲子園での高校生の視察などをせずに、中央大のグラウンドに通い、阿部選手は「スカウトの方の熱意が伝わりました」と巨人を逆指名した。

その後2006年には亀井善行選手を獲得し、2009年にスカウトを引退、その後もスカウト魂で、夏の甲子園には毎年足を運び、新聞や雑誌などでアマチュア野球選手の評価などを行っていた。

逆指名時代の巨人のチーム作りを支えた中村スカウト、ご冥福をお祈りいたします。

読売ジャイアンツ、過去のドラフト指名一覧 

上位候補でなくても高校球界に気になる選手がいると、指導者の携帯ではなく、わざと学校の代表番号に電話し、アポイントを取った。「読売巨人軍の中村ですが、視察させていただきたい選手がおりまして」。巨人から電話が来た―という一報は、すぐに校内を駆けめぐる。それが選手や指導者の励みになる。そこまで考えての、粋なはからいだった。


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