福岡ソフトバンクは、ドラフト1位で佐藤輝明選手の抽選を外すと、高校通算50本塁打の右の内野手・花咲徳栄の井上朋也選手を1位指名した。
80~90点くらい
永井編成育成本部長は、「能力の高い選手から順に指名し、結果的に全員が高校生となった」と話し、支配下ドラフトでは1位から5位まで全て高校生となったことについて説明した。
その中で、井上選手について「遠くにも飛ばせるし、楽しみな選手」と評価した。工藤監督も「本塁打を打ってチームを明るく元気にしてくれる、彼のようにチームを引っ張り、明るく元気にしてくれるような選手になってほしい」と、松田選手のようになってほしいと期待を込めた。
井上選手は「こんなに高く評価してもらえるなんて。興奮しました」と1位指名を喜び、「松田選手は打率を残してホームランもいてて、すごく息の長い選手として活躍している。自分もそのような選手になりたい」と話した。
井上選手は1年生の夏の甲子園で7番で起用すると、初戦の鳴門戦で3安打2打点といきなり活躍を見せた。その後、甲子園では当たりは少なく、外野での守備や足がある所などが評価されていたが、埼玉大会では強烈な当たりのホームランを飛ばしており、右のスラッガーとして期待される。
サードの守備も懐が深く抜群で、打撃でスピードについてこれるようになれば、かなり早い段階で1軍でプレーできると思う。
2位指名も
またソフトバンクはドラフト2位で横浜商の笹川吉康選手を指名した。永井氏は「昨年も大学、社会人の外野手を指名した中で、高校生の外野手をあえて2位で指名した。それだけ能力が高い」と笹川選手の能力の高さを評価した。
身長193cmで、50m6.2秒の足を見せる。また高校通算40発の打撃もあり、投手としても140キロを記録する。しかし、ドラフト会議前の評価では指名されるかどうかの位置にいたと思う。笹川選手も「指名されるかも、されないかも」という中で指名を見守った。
しかし、2位で突然名前が呼ばれると、「想像より早かった。全く予想していなかった。実感がありません」と驚きを見せた。
高い身体能力と恵まれて体で、柳田選手のようなホームランバッターになりたい。


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