福岡ソフトバンクの永井編成育成部長が、センバツ大会に出場した選手の評価をしている。
インタビュー形式で
西スポOTTOの記事として掲載された、福岡ソフトバンクの永井編成育成部長の記事は、あくまで記者が取り上げた選手について永井部長が答えるというもので、その選手を自ら挙げたものではない。ただし、福岡ソフトバンクのドラフト戦略を担う方の評価や選手の見方を知ることができる。
取り上げた選手とコメントをまとめると、
◯洗平比呂(八戸学院光星)・・・「洗平投手は特に腕の振りがいいですね、柔らかくて。少しテークバックが背中側に入るんですけど遅れることなく投げられているので、変化球もしっかりとコントロールできていますね。もっと体を鍛えて、球のボリュームが出てきたら、面白いんじゃないですか。大きい割には、バランスがいいですね」
◯モイセエフニキータ(豊川)・・・「僕は結構いい素材だと思いましたね。ホームランを打つ前まで、ちょっといいところがなかったけど、ボールにコンタクトする能力があるから、ちょっと振ってしまうゾーンが広いんです。かつてのイチローさんとか、うちでいうなら牧原大成とか、センスがあるがゆえに、ちょっと振ったらあかん、というボールまで振っても当たるんですよね。それだけコンタクト能力が高い。(以下略)」
◯ラマルギービンラタナヤケ(大阪桐蔭)・・・「1回戦ではあまりいいところがなかったけど、やっぱり楽しみな選手ですよね。背番号5をつけているけどファーストで出て、ちょいちょいミスをして、やっぱりあの辺りなんでしょう。売りは打撃ですし、きっちりサードを守れるようになってきたら、また評価が変わってくるでしょうね」
◯吉岡暖(阿南光)・・・「吉岡君は変化球がいいですね。それこそ、ピッチングがしっかりとできるんで、これから球が速くなってきたら、さらに面白いですね」
◯箱山遥人(健大高崎)・・・「スローイングが良かった。4番で、バットではあまりいいところが見られなかったですけど、守備は本当に楽しみです」
◯颯佐心汰(中央学院)・・・「やっぱり二刀流だけあって、送球が強いですよね。プロに入ってからもショートをやれる可能性が高いんじゃないかな、という気がしますね。ちょっと打撃は課題かもしれませんけど、ピッチャーもやっているということで、まだあまり振り込めていないのかもしれない。ショートという意味では、スローの強さというのは楽しみな選手です」
◯吉川勇大(青森山田)・・・「大型で面白いですね。彼は打撃の方がいいんかな? その点で考えると、プロに入ってショートがちゃんとできるかどうか」
◯石見颯真(愛工大名電)・・・「彼は守れますね。西武の源田みたいな感じで、動きがいい。スローイングも、力でガーッというより、流れの中ですっと投げて正確でしたしね」
◯正林輝大(神村学園)・・・「足もそこそこあるし、肩も強いし、バッティングもいい。スイングが強いです。結構、攻守がバランスよく整っている。打つだけの外野手じゃないですね」
◯小川哲平(作新学院)・・・「こっちの期待が大きかった分、今大会は思っていたよりは良くなかったかな、という感じでした」
◯高尾響(広陵)・・・「僕の一推しは、広陵の高尾響君。福岡出身の選手なんです。体のサイズ感はあまりないけど、年々ピッチングが上手になってきて、球のボリュームも出し入れも、見ていて高校生レベルではないなと思いますね。」
◯平嶋桂知(大阪桐蔭)・・・「やっぱり球のボリュームがありますよね」
◯今朝丸裕喜(報徳学園)・・・「これもいい。体が大きい割にはきっちり投げてくるし、フォームが暴れないないですね。彼はホンマに鍛えて体を大きくしたら、ぐっと良くなりそうな気がする。しかもこういう選手は、プロに来ればすぐに体が大きくなると思います」


コメント