埼玉西武がドラフト3位で指名した横浜高の杉山遙希投手に、潮崎編成グループディレクター、竹下スカウトの二人で指名あいさつを行った。アピールポイントはストレートと話した。
松坂投手、涌井投手に続く
ドラフト会議からは2週間以上が経ったが、この日の指名あいさつでは、松井監督のサイン色紙を渡されると、杉山遙希投手は「改めてドラフト当日の興奮がよみがえって来ました」と話した。そして、「ライオンズは横浜高校の先輩である松坂大輔さんや涌井秀章さんが活躍されていましたので、とても思い入れのあるチームです」と話し、横浜高校の偉大な先輩が最初にプレーした球団と西武の印象を話した。
杉山投手は横浜高校の1年時からエース格のような登板をし、2度の夏の甲子園出場を果たした。今夏も神奈川大会決勝では、甲子園で優勝した慶応義塾を8回まで3失点に抑え、5-3とリードしながらも9回に3失点して逆転負けをした。それでも竹下スカウトは「ストレートのキレがあり、変化球の精度も高い本格派左腕です」と評価し、ドラフト会議では3位で指名をした。
潮崎編成グループディレクターも「高校生らしくないところと言いますかね、クレバーなところが一番評価のところなんですけども、今年に入りまして力強さが加わったというところで、非常に伸び率を感じる投手」と話し、「1年生、2年生の時のピッチングを見ていれば、大学に行った方がすんなりプロに入れるのかなと。プロで活躍するのが近いのかなと思ったんですけども、今年に入ってからの彼の姿を見ていると、あ、十分いけるなっていう判断を下せたというところですね」と今年に入ってから球の力が増した事が指名のポイントとなったと話し、「これだと先発として、やってくれるんじゃないかなという期待を込めてですね、指名させていただきました」と指名の理由を明かした。
杉山投手も「自分のアピールポイントはストレートですので、さらに磨きをかけてプロの舞台に臨みたい」と話す。プロでは150キロ台の伸びのあるストレートを投げ、先発左腕投手として活躍を期待したい。




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