12球団のドラフト、千葉ロッテは2年連続で最高のドラフトを続けられるか

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2019年のドラフト1位指名で獲得した佐々木朗希投手が、シート打撃で160キロを記録するなど、まだリーグ戦が開幕をしていない中で大きな話題となり、プロ野球の希望になっている。ドラフト2位の佐藤都志也選手など、最高の指名を見せた千葉ロッテは、今年も最高のドラフトを続けられるか。

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優秀なドラフト指名続く

千葉ロッテは、山室球団社長、井口監督のくじ運で、納得のドラフト1位指名が続いている。

井口監督は2018年に3球団競合の藤原恭大選手、2019年に4球団競合佐々木朗希投手の抽選を当て、その強運ぶりでその年を代表するドラフト候補選手の獲得に成功している。また2017年まで抽選役だった山室球団社長も、2016年は田中正義投手、2017年は清宮幸太郎選手の抽選を外したものの、5球団競合の佐々木千隼投手、3球団競合の安田尚憲選手の抽選を引き当て、最高のカバーリングを見せている。

2011年の藤岡貴裕投手、2013年の石川歩投手、2015年の平沢大河選手も含め、狙った選手の獲得には大体成功をしている。

ドラフト会議の1位指名は、活躍がなかなかできない選手もいるもののその割合は低く、その年の中心選手を獲得し続けられれば、そのチームは強くなる。千葉ロッテは石川歩投手、中村奨吾選手などが主力となり、そして2017年から3年連続で1位で獲得した高校生選手が、これから力を見せてくれる。

ただし、その年の中心選手でなくても、ドラフト1位指名選手は、評価されただけのものをプロでも見せ、活躍を見せる。ドラフト会議で他球団を出し抜くのは、その年に2人が主力となることで、そのためには、1位を外さない事と合わせて、2位以降の指名が重要となる。

千葉ロッテは2011年の鈴木大地選手、2012年の田村龍弘捕手、2013年の井上晴哉選手、二木康太選手、2016年の酒居知史投手と種市篤暉投手、2017年の藤岡裕大選手と菅野剛士選手が1軍の戦力となっており、1軍メンバーの入れ替えが着実に行われている。また2018年や2019年も東妻勇輔投手、佐藤都志也捕手など、楽しみな選手が獲得できている。

最高のドラフトを続けるために

近年だけを見ると、主砲候補の安田選手、1番センターの藤原選手、エースの佐々木投手と正捕手候補の佐藤選手の獲得ができている。

投手については、エース佐々木が順調にいけば大谷翔平投手と同じく5年くらいでメジャー移籍という可能性もあるが、まずはこの怪物エースを中心に強力投手陣を形成したい。2016年ドラフト6位の種市投手の大きな成長が素晴らしく、石川投手、そして東北楽天から獲得した美馬投手も加われば、かなり力のある先発陣が形成できる。

ただし、種市投手と同じ2015年ドラフト組のドラフト1位・佐々木千隼投手がまだ思うような活躍ができておらず、ドラフト3位の島孝明投手は早い引退となった。そしてドラフト2位の酒居知史投手はリリーフで素晴らしい球を投げていたが、美馬選手の人的補償で失ってしまい、これは大きなダメージとなる。

井口監督となり、野手の指名が他球団同様に増える中で、投手は山本大貴投手、渡邉啓太投手、小島和哉投手、中村稔弥投手などを補強ポイントに合わせて獲得をしているが、上記先発陣と合わせて、層を厚くする投手を獲得したい。

野手では安田選手がそろそろ出てくると思うが、狭くなった球場で、ホームランを打てる若き大砲をそろえ、安田選手と競わせたい。また、内野陣は井上選手、中村選手、レアード選手、藤岡選手が入っており、藤岡選手は打撃を活かしてサードで使いたい所、大学時代にショートを守っている福田光輝選手もポジション争いに入ってきそうだが、どちらかというと打撃が期待される選手で、タイプ的に中村、藤岡に似ている。守備でショートを完璧に任せられるようなタイプの選手も欲しい所ではある。

外野陣は荻野選手が復活したが、主軸を期待される角中選手と清田選手は、かつてにくらべると物足りなさが目立つ。ただし、藤原選手、菅野選手や、期待の山口航輝選手、高部瑛斗選手と補強を続けており、層は厚くしつつあるが、さらに補強は進めたい。

狙いは

今年は、一人に集中するようなドラフトではなく、井口監督に出番の可能性は少ないかもしれない。

野手はサードや外野を守れる左の大砲・佐藤輝明選手(近大)、二塁手で4番を任せられる牧秀悟選手(中央大)、1番センターで長打も期待できる来田涼斗選手(明石商)が注目度が高いが、タイプ的に重なる選手がいるため、ここはあえて避けても良いかもしれない。欲しいとすれば、鈴木大地選手が抜けた中で、精神的柱になる可能性の高い牧選手だろうか。

それよりも野手ならばショートを内山壮真選手(星稜)、土田龍空選手(近江高)、津田啓史選手(横浜高)、元山飛優選手(東北福祉大)、小川龍成選手(国学院大)、児玉亮涼選手(九州産業大)などを獲得し、守備ならこの人という選手を獲得したい。

また長打力でも、上武大の古川裕大選手、作新学院の横山陽樹選手、花咲徳栄の井上朋也選手、東海大相模の西川僚祐選手などが獲得できれば、左の安田選手や佐藤選手と良い主軸が形成されそうだ。西川選手は千葉県船橋市出身の地元の選手だ。

また、酒居投手が抜けてやや不安の残るリリーフ陣強化に伊藤大海投手(苫小牧駒大)や赤上優人投手(東北公益文科大)、木澤尚文投手(慶応大)、森博人投手(日体大)、小郷賢人投手(東海大)など、おなじみの速球派大学生投手や、今年も高校生NO.1投手の獲得として中森俊介投手(明石商)を指名しても良い。

しかし、どうしても外したくないのは、やはり早川隆久投手(早稲田大)か。千葉県横芝光町出身で、木更津総合のエースとして活躍し、大学では千葉ロッテOBの小宮山監督の指導を受ける。2018年ドラフト3位の小島和哉投手の後輩でもあり、チームの左のエース候補は欲しい。これほど縁を感じられる選手もなかなかいないだろう。

1位では早川投手を確実に獲得し、2位で西川選手と地元の2枚が獲得できれば、ファンも最高のドラフトを感じられるのではないかと思う。または元山飛優選手や内山壮真選手などショートの候補が獲得できれば、昨年のドラフト同様に12球団NO.1の評価となるだろう。

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