千葉ロッテ、ドラフト1位指名の鈴木昭汰投手と仮契約、永野部長「強気なピッチングで活躍を確信」

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千葉ロッテは、ドラフト1位で指名した法政大の鈴木昭汰投手と、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1600万円の最高条件で仮契約を交わした。

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早川投手との因縁は続く

仮契約で同席した永野スカウト部長は「彼の強気なピッチングが来年、マリーンズで、そしてパリーグで活躍することを確信しています」と話した。ドラフト会議では、鈴木昭汰投手は早川隆久投手のハズレ1位だった。通常、ハズレ1位指名の選手は、契約の最高条件から少し間引いた金額での契約になることが多いが、東北楽天に行った早川投手と同じ最高条件を提示したことに、千葉ロッテの高い評価と、意地のようなものが見えた。

鈴木投手はU15代表、常総学院では140キロ前後のキレの良いストレートとスライダー、チェンジアップのような変化球も抜群で、木更津総合の早川投手とともに関東を代表する左腕として注目された。

そして早川投手は早稲田、鈴木投手は法政に進むと、早川投手が結果を残す中で鈴木投手はなかなか結果を出せなかったが、4年夏の春季リーグ戦で150キロの球を投げ込み、そこでドラフト1位候補にノミネートされた。

しかし早川投手は更に上をゆき、155キロの速球を軸に春、そして秋のリーグ戦で無双の投球をした。直接対決となった秋のリーグ戦で、ともに先発をし8回まで無失点の投球を見せたが、鈴木投手が9回に2点を失い、早川投手が13奪三振で完封した。

ドラフト会議では早川投手の1位指名を外した千葉ロッテと東京ヤクルトが鈴木投手を指名し、同じパリーグの千葉ロッテ、早川投手の地元である千葉でプレーすることになった。

イースタンリーグで対戦する時期はほぼ無いと思うが、1軍でも2軍でも早川投手と近い所におり、お互いにずっと意識をし、高めあっていく存在となるだろう。

来年、早い段階で早川投手とのプロでの最初の対決が見られるかもしれない。その時が待ち遠しい。

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「ロッテの一員になったので、期待に応えられるようにと改めて思いました」。内角を攻める強気な投球が魅力の最速153キロ左腕。会見に同席した永野プロ・アマスカウト部長も「彼の強気なピッチングが来年、マリーンズで、そしてパ・リーグで活躍することを確信しています」と期待を寄せた。

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