近大・小出智彦投手が144km/h記録し、7回1アウトまでノーヒットピッチング、阪神スカウトが評価

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 関西学生リーグの近畿大vs京都大の試合では、近大のサウスポー・小出智彦投手が1回戦に続いて先発すると、7回1アウトまでノーヒットピッチングを見せた。

 その後、四球と2本のヒットを許したあと味方の失策で2失点し降板するが、6回1/3を2安打5奪三振に抑え勝利した。

 ストレートは144km/hを記録、ストレートを低めに集めるピッチングを見せた。視察した阪神の畑山スカウトは「コンスタントに140km/h台が出る」と話した。

 今年は大学生左腕投手としては、横浜商大の岩貞祐太投手と西宮悠介投手が注目されるくらいで数が少なく、貴重な左腕投手のドラフト候補である。また阪神は横浜商大の二人を頻繁に視察するなど左腕投手は補強のポイントに入っていると見られる。しかし、森友哉選手など捕手を優先するため、2位、3位で左腕投手獲得できそうな左腕投手を探しているようだ。小出投手は実績はまだまだだが、ここからの活躍次第で指名候補に入ってくる。

 京大は3年生の田中英祐投手が3連投の先発マウンドに登ったものの、3回7安打で4失点、近大から悲願の勝ち星を奪う事はできなかった。

近大・小出144キロに虎スカウト評価  - デイリースポーツ:2013/5/8

 中1日で先発した小出は、丁寧な投球がさえた。両サイドの低めを突き、六回1死まで完全、七回1死までノーヒットに抑える好投。「打たせて取ることができた」と振り返った。

 七回、先頭打者に四球を与え1死から連打と失策で2点を失ったところで交代したが、今季5勝目。「完全やノーヒットは意識しないようにした。打たれて悔しいというより、チームが勝つことだけを考えていた」と勝利にこだわった。前日の2回戦は、京大に11季ぶりの敗戦。チームの悔しさを背負い「負けたのは悔しかったが、今日こんなピッチングができてよかった」と胸をなで下ろした。

 最速は144キロをマーク。阪神・畑山スカウトは「コンスタントに140キロ台が出る」と評価した。

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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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