阪神、済美・安楽智大投手に1月4日から密着マーク

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 既にドラフト1位指名を、済美の安楽智大投手に決めているとも言われている阪神が、1月4日から密着マークを開始する。

 

世界NO1投手

 安楽智大投手は187cmから最速157km/hの速球を投げ、センバツでは準優勝、18Uワールドカップでもキューバを完封し、メジャーリーグからも「この世代で世界NO1」と注目されている投手。秋季大会では右肘の違和感を訴えて降板し、チームも敗れて甲子園出場は絶望となるなど心配される面もあるが、来年のドラフトの超目玉である事に変わりは無い。

 そんな安楽投手について、阪神は1月4日の済美高校の練習初めから担当の山本スカウトを派遣し、密着マークを開始する。

 

阪神は甲子園のスターを獲得へ

 阪神は2012年に大阪桐蔭で春夏連覇を達成した藤浪晋太郎投手を獲得し、今年は高校卒ルーキーながら10勝を挙げる活躍を見せた。今年のドラフトでは松井裕樹投手の指名の声もあったが、現場の声を優先して即戦力投手の獲得を目指し、大瀬良大地投手、柿田裕太投手を逃すも岩貞祐太投手を獲得した。

 球団は来年について甲子園のスター選手を再び獲得する方針で、特に安楽智大投手については既にドラフト1位指名報道も出ており、チーム事情で投手が欲しい事からも可能性は限りなく高いとみられる。

 

競合確実

 安楽投手には当然他球団もマークをしており、巨人やオリックス、福岡ソフトバンク、東北楽天、東京ヤクルトなどは安楽智大投手獲得を目指し指名してくると見られる。そこで阪神は、「安楽君は、来年の目玉。もちろん初日から行かせますよ」と話し、畑山スカウトが練習初日から藤浪晋太郎投手をマークし続けて、抽選で勝ち取った事から、安楽投手にマークを続けて抽選で再び勝ち取りたいという想いを見せる。

 打撃も注目される安楽投手だが阪神は「もちろん投手で考えている。投手では一番」と最上位評価をしている。肘のケガについても問題無しと調査されている。安楽1位指名に向けて着々と下準備を進めている。

 「藤浪流」密着マークで、「恋人」を落としてみせる。阪神が来年のドラフト1位候補にリストアップしている済美(愛媛)の安楽智大投手(2年)に対し、新年1月4日の同校始動日から四国担当の山本宣史スカウトを派遣することが5日、分かった。

 最愛の「恋人」に対しては一番乗りが礼儀だ。来年1月4日の済美の始動日に、早々と猛虎が動く。当日、愛媛県松山市に位置する同校グラウンドのネット裏には、大阪から派遣された担当の山本スカウトが座っているはずだ。そして安楽の一挙手一投足に目を光らせているに違いない。一番乗りしたからといって、ドラフトで獲得できる可能性が高くなるわけではない。それでも行く。それが「誠意」だからだ。

 「安楽君は、来年の目玉。もちろん初日から行かせますよ」

 球団関係者の言葉にも、おのずと力がこもる。1メートル87、85キロの堂々たる体格から、最速157キロの直球を投じる高校ナンバーワン右腕。その実力は今年の春夏甲子園大会で十分、証明された。特に準優勝したセンバツでの熱投は、複数の米国スポーツメディアにも取り上げられたほど。日米が注目する大型投手から、猛虎が目を離すわけにはいかない。来年の始動日から最後の夏が終わるまで、年間を通じて密着マークを続ける構えだ。

 未来のエースを迎え入れるため、最大限の誠意を尽くす。新年早々、山本スカウトが愛媛・松山市内の同校に足を運ぶ予定だ。一挙手一投足に熱視線を送り、猛アピールする。

 昨年のドラフト1位・藤浪へのアプローチを踏襲する。2012年1月4日、畑山スカウトが大阪桐蔭高での右腕の初練習をソフトバンクとともに視察。ライバルに負けじと熱心な姿勢を見せた。結果的にドラフトでは、4球団競合の末に甲子園春夏連覇の右腕獲得に成功。安楽にも同様の誠意を示していく。

 安楽は今春のセンバツで2年生ながらチームを準優勝に導き、夏の愛媛県大会では自己最速の157キロをマークした。今夏の甲子園では、花巻東に敗れた3回戦で本塁打を放つなど打撃も魅力だが「もちろん投手で考えている。投手では一番」と球団関係者の評価は高い。9月の愛媛大会で痛めた右肘も、問題ないと調査済みだ。

 全体的に小粒だった今年のドラフトに対して、来季は早大・有原、明大・山崎、中大・島袋、前橋育英高・高橋ら、投手に逸材がズラリ。その中でも、球団の安楽への評価はズバ抜けている。常勝軍団をつくるためにも、今季10勝を挙げた藤浪に続く未来のエース獲得へ、全力を注ぐ。

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