県岐阜商の高橋純平投手を担当する阪神の熊野スカウトは、「腕の振りの強さは高校生の中でNO1」と評価をしている。その熊野スカウトが高橋投手に注目したのは1年生春からだったという。
1年春に145km/hも
デイリースポーツでは「虎が追う」という、阪神のスカウトが注目する逸材を取り上げる企画がスタートし、第1回目として県岐阜商の高橋純平投手を取り上げている。
記事によると高橋投手を担当している熊野スカウトは、2013年春の東海大会で当時ドラフト候補に挙がっていた県岐阜商の左腕・藤田凌司投手(現立教大)に注目していたが、その大会で1年生で登板した高橋純平投手が145km/hを記録し、しなやかさと強さのある腕の振りに2年後の目玉候補を予感したという。
しかし1年秋から大きく曲がる変化球に頼り、腕のしなやかさが消えてアーム式にかわり、上半身の強さに頼ってインステップで踏み込み体のひねりで速球を投げようとしているように見え、良さが失われていった。
高校生の中でNO1
しかし昨年8月に、元県岐阜商監督の太田郁夫氏が投手コーチとなると、フォームの見直しを行い、「スピードよりもキレのあるボールを意識した」フォームに変えると、球速も152km/hにアップしたという。
2013年春の145km/hは、高校入学してすぐの選手がいきなり145km/hを出したと高校野球ファンの中では話題となった。あれから2年、紆余曲折もありながら高橋投手が全国の舞台に登場する。そしてこの秋は主役となるのは間違いない。
腕の振りの強さ、高校生NO1 高橋純平 デイリースポーツ紙面「虎が追う」 2015/2/24
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